Posted in 雑誌・書籍

米光一成氏の創作論『ゲーム作家の全思考』5月21日発売

大和書房は5月21日、『ゲーム作家の全思考』を発売した。著:米光一成、四六判160ページ、1870円(税込)。

『はぁって言うゲーム』『あいうえバトル』の作者であり、ゲームマーケットで毎回変わり種のゲームを発表している米光氏による創作論。創作は「アイデア一発」で生まれない。1000の駄案を抱え、捨てずに育てていく。アイデアがひらめいた直前の出来事、卑近なきっかけ、初期衝動、根源的な動機など、何が、米光氏を突き動かして作品をつくったのかを多層的に書き尽くしていく。

「アイデアの誤解」「アイデアの実践」「アイデアの育成」「アイデアの先にあるもの」「アイデアの再定義」という章立てで、ゲームの作り方から商品化、さらに根本的なゲーム論を展開する。”遠回りにも見えるかもしれないが、ゆっくりと旋回していく軌道の中心にみえる「見えにくい、その生きる土台」”を発見しよう。

大和書房:ゲーム作家の全思考
東洋経済:中身は「パーの見方」で、タイトルは「バカの見方」で! “ぷよぷよの父”が見つけた《売れる商品の名付け方》 (書籍の一部抜粋)
“米光一成氏の創作論『ゲーム作家の全思考』5月21日発売” 続きを読む

Posted in 日本語版リリース

カードアクションで茶園を経営『ティーガーデン』日本語版、6月20日発売

ケンビルは6月20日、『ティーガーデン(Tea Garden)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:T.ホレック、イラスト:B.S.ジズコヴァ、2~4人用、12歳以上、90分、9900円(税込)。5月28日まで下記サイトで先行販売される。

昨年発売された『SETI:地球外知的生命体探査』『ガリレオ・ガリレイ』『ティーガーデン』の3タイトルは同じチェコ人デザイナーの作品である。本作はアルビ(チェコ)から発売された。中国・雲南省を舞台に、茶園を開拓する。

手番にはマイボードのスロットに1枚以上のカードをプレイし、一番上に置いたカードのアイコンでアクションを行う。アクションの強さはパワーの合算で、1ラウンドに3~4アクションを行う。メインアクションは仏塔の建築(茶園の開拓)、カードの購入、茶葉の販売、茶葉の発酵、茶葉の収穫の5種類で、二次アクションとして船の移動、茶器の生産、学校での勉強の3種類、フリーアクションして皇帝への献上、茶器ボーナス、二次アクションのコピーの3種類。

茶葉の発酵では、摘み立ての緑の茶葉を裏返して茶色面にし、時間経過と共に価値が高まる。5ラウンドでゲームが終了し、アクションカード、皇帝、船、茶の勉強、茶器などの勝利点の合計で勝敗を決める。デッキビルド要素もあり、戦略眼と総合力を問われるゲーマーズゲームだ。

ケンビル:ティーガーデン日本語版先行販売