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中国国際ボードゲーム文化産業展覧会

4月28日から3日間にわたって、上海国際展覧センターにて「中国国際ボードゲーム文化産業展覧会(中国国际桌游文化产业展览会)」が開かれた。世界から15カ国のボードゲーム関連のメーカー、パブリッシャー、デザイナーが参加し、日本からもピグフォンとねこまどが出展し、『未確認生物テレビ』や『将棋』を紹介した。
中国初となる商業展覧会。ボードゲームファン、ボードゲームカフェ経営者、輸入代理店、学生、中国に居住する外国人などが主なターゲットで、国外のボードゲームを数多く紹介することで、産業を振興するのが狙い。ズィーマンゲームズやクイーンゲームズなどの欧米ボードゲーム出版社などが、今春のゲームマーケットの3倍以上の広さとなる6000平方メートルの会場に出展した。入場料は20人民元(254円)。
会期内には、各ブースの出展のほか、ボードゲーム大会、シンポジウム、ボードゲーム賞の投票などが行われた模様だ。
中国国際卓遊文化(IEBC)
ピグフォン:上海初のボードゲームの展示会もうすぐ開催
ピグフォン:上海ボードゲーム展示会リポート1

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キャプテン・リノ(Super Rhino!)

砂上の楼閣
ドイツのキッズゲームでは右に出るものがいないハバ社。数多くのタイトルをリリースしており、日本ではすごろくやが力を入れて販売している。その中でも、よく品切れになっているのがこの作品だ。レビューサイトでよく取り上げられ((gioco del mondoふうかのボードゲーム日記サムネ3))、注目度が高い。
カードを曲げた壁カードを、屋根カードではさんで高いビルを作るバランスゲーム。タイトルにもなっているスーパーマンのサイが上に昇っていくことでバランスが崩れる。
キャプテン・リノ
最初は地面カード。壁の位置が指定されており、最初の人が1階を作る。そして手札から屋根を置いて1階完成。その屋根にもまた壁の位置が指定されていて(カードごとに違う)、次の人は2階を作る。屋根を置いたら次の人へ。こうして壁を作り、屋根を置くということを順番に行って、ビルを高くしていく。
屋根カードによっては、リバース、ワンドロー、2枚出しなどの効果があるが、見せ場は何といってもキャプテン・リノのカード。サイのイラストが描かれたスペースに、木製のサイコマを置かなければならない。コマはそれなりに重いので、上になるほどグラグラ度が増す。無事に崩れないで置けるか。
誰かが手札をなくすか、途中で崩れたら(崩さなかった人の中で)手札の少ない人が勝ち。大人向けには、より一層不安定な土台を使うバリアントがあり、しかもわざとアンバランスに置いたりするので最後まで崩さないのは難しい。
子供たちとプレイ。1回目は途中であっさり崩れてしまったので、2回目は慎重に積む。手が届かないくらいに高くなったビルに「もうムリ!」という長男。励まされて気を取り直した長男が、見事手札をなくして勝利した。
壁カードには窓が描いてあって、ひとつひとついろんな動物が顔を見せている。裏にすれば室内のインテリアのイラスト。このあたりの芸の細かさはさすがハバ社である。「かわいい」「こんなところにお花が!」できあがったビルをみんなで鑑賞した。
Super Rhino!
S.フリスコ、S.シュトルンプフ/ハバ(2011年)
2〜5人用/5歳以上/10分
すごろくや:キャプテン・リノ