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クラマー70歳、トイバー60歳

ドイツの有名ボードゲームデザイナー、ヴォルフガング・クラマーが本日70歳を迎える。また、クラウス・トイバーは今月25日に60歳を迎えた。
クラマーは1942年6月29日に南ドイツの都市シュトゥットガルトで生まれた。自動車部品のボッシュ社に27年勤めた後、47歳で職業ボードゲームデザイナーになり、これまで100タイトル以上、1000万セットのボードゲームを発表している。ドイツ年間ゲーム大賞は『アンダーカバー』『アウフアクセ』『エルグランデ』『ティカル』『トーレス』の5回受賞している。
トイバーは1952年6月25日にオーデンヴァルト郡(シュトゥットガルトの北150km)で生まれた。歯科技工士を経て、クラマーと同じく47歳で職業ゲームデザイナーとなる。ドイツ年間ゲーム大賞は『バルバロッサ』『貴族のつとめ』『ドルンター・ドリューバー』『カタンの開拓者たち』の4回受賞しており、特に『カタンの開拓者たち』は全世界で1500万セットも販売された大ヒットゲームとなっている。
若手の台頭が著しい近年も、クラマーは『アサラ』『ブーレンパーティ』、トイバーは『クモの毒とカエルの鼻水』などを発表し続けており、これからのさらなる活躍が期待される。
Herr Kramer und Herr Teuber, herzlichen Glückwunsch zum Geburtstag!

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ハイデルベルガー、ペガサスシュピーレと絶縁

ボードゲーム卸のハイデルベルガー社は27日、ボードゲーム出版のペガサスシュピーレ(ともにドイツ)との取引を一切打ち切ることを明らかにした。
ハイデルベルガー社の発表によると、ペガサス社はこれまでハイデルベルガー社と卸売や販売協力を共にしてきたが、挑発と違約を繰り返したため、これ以上の取引は不可能と判断したという。ペガサス社は、ハイデルベルガー社の発表が予告も事前協議もなく、メール1本で通知されたとしており、挑発や違約の認識はないとしている。
具体的な経緯は明らかでないが、ハイデルベルガー社とペガサス社はロールプレイングゲームやアメリカのメーカーの製品取扱で重なり合う部分が多く、摩擦があったと考えられる。特にファンタジーフライト社(アメリカ)の製品は両社とも取り扱っており、タイトルの取り合いが原因になった可能性がある。
日本ではハイデルベルガー社の製品は主にゲームストアバネストが取り扱い、ペガサス社の製品は主にホビージャパンが扱っており、大きな影響はないものとみられる。ドイツ国内では、両社が取り扱ってきた外国の製品をどちらから仕入れるかで混乱を招きそうだ。
Heidelberger Spieleverlag:Heidelberger Spieleverlag beendet Geschäftsbeziehung mit Pegasus Spiele(PDF)
Pegasus Spiele:Vertrieb von Heidelberger Spieleverlag beendet