クニツィアの金争奪戦『ゴールドラッシュ』日本語版、1月5日発売
オリジナルは1990年、ハンス・イム・グリュック(ドイツ)から発売され、第1回のドイツゲーム賞で5位になったクニツィア作品。アウト・オブ・ザ・ボックス(アメリカ)による『ゴールドディガー』(2002年)以来のリメイクとなる。キャラクターに金を割り当てて所有権を競う。
手番には山札からカードを1枚めくって場に並べるだけ。キャラクターカードならば決められた列に置き、金カードならば好きな列へ。キャラクターカードを置いたとき、その列に自分のチップを置いて所有権を主張できる。
カードが全部置かれたらゲーム終了となり、列ごとにいくら儲かったかを計算し、チップを置いている人で分け合って収入となる。これを4ラウンド繰り返して一番儲けた人の勝ち。
先にチップを置いて、その列に金カードをどんどん置いて育てていきたいところだが、あまり儲かりすぎると他の人が鉄くずカードを押し付けてくるかもしれない。しかし儲かっている列にチップを置こうにも、そのキャラクターがこないとチップを置けないから、ラウンド終了までチップを置けないままになってしまうかもしれない。チップを置くタイミングをめぐってクニツィアらしいジレンマが味わえる。
新版では全アートワークを別府さい氏が描き下ろししたほか、2人用のルールが追加されている。
数字は無限に増やせるが……『ゴーレム』12月下旬発売
ぽんこつファームの『アンリミテッド大富豪(2014)』をテーマ替えリメイク。韓国人イラストレーターのワンジン・ギル氏を採用し、韓国語版がプレイテから発売される。同じ数字のカードを組で出して、いち早く手札をなくすゴーアウト系のカードゲームだが、チップを借金して数字をいくつでも増やすことができる。
チップは足し算と掛け算に使うことができるが、手札がなくなってもパスをしてチップを返さなければ上がれない。カードの出し方の選択肢は無限に広がり、勝つ見込みと必要なチップ枚数のバランスを考える必要が出てくる。
アートワークとテーマ変更のほか、新ルールも追加されている。
内容物:カード 60枚、チップ 54枚、説明書 1枚