エッセン ’03 – 国際ゲーム祭の展望

エッセン ’03

ドイツゲーム界の最大のお祭りであるエッセン・国際ゲームフェアが今年も10月23日から4日間にわたって行われます。エッセンは2月のニュルンベルク・トイフェアと並んで数多くの新作ゲームが発表され、会場は大いに賑わいます。
ここでは、spielboxなどの紹介から翻訳し、どのような新作が出るかを見ていきたいと思います。今回は日本に比較的入りやすく、よく知られているメーカーに絞って紹介しています。ゲーム名は仮訳で、日本語訳が後に出るときには別になるかもしれません。
更新履歴:6月2日アップ、7月18日アミーゴ、ラベンスバーガー、ウィンサム追加、コスモス追記、7月28日アレア、ドリス&フランク、トゥードゥ―出版追記、7月31日アレア追記、8月26日アミーゴ、クワリ追記、9月14日2Fシュピーレ、ダヴィンチ、ハンス・イム・グリュック、ルックアウト追加、ウィンサム、ツォッホ追記、9月19日バンブス、ヴァッサータル追記、9月28日アミーゴ、ハンス追記、ピアトニク追加、10月2日ゴルトジーバー、ニュルンベルガーシュピールカルテン追加、アミーゴ、コスモス追記、10月4日デイズ・オブ・ワンダー、クリムズス・クリムスクラムス・キステ、クロンベルガー、ハバ、ティンブクトゥ追加、アレア、クワリ、ウォーフロッグ追記、10月7日アドルング、キダルトゲームズ追加、10月9日ハバ、ハンス・イム・グリュック追記、10月10日アバクス追加、ハンス・イム・グリュック追記、10月12日セレクタ追加、11月9日ウィニングムーブズ追記

各メーカーの動向

2F-Spiele 2Fシュピーレ…またもや怪しげなホラーゲーム「暗闇のフロア」
Abacus アバクス…ヒッポダイス入賞作品「マヤ」
Adlung アドルング…ヴレーデのカードゲーム「フッガー家」ほか6タイトル
Alea アレア…大ヒット「プエルトリコ」のカード版・試作段階でテストプレイ
Amigo アミーゴ…ドーラとクニツィアの注目のリメイク
Bambus Spiele バンブス・シュピーレ…トリックテイキング「壺の悪魔」
BeWitched-Spiele ビーウィッチト・シュピーレ…マイアーとフリーゼの共作
Cwali クワリ…モーゼルの新作輸送ゲーム
daVinci ダヴィンチ…初めてのボードゲーム「キング・ミー」と「バン!」の拡張
Days of Wonder デイズ・オブ・ワンダー…初出展は「海賊の入り江」と新作の試作品
Don & Co. ドン&コー…ギプフシリーズ第5弾「インシュ」
Doris & Frank ドリス&フランク…新作はなし。絶版ゲームの再販
Eggert-Spiele エガート・シュピーレ
Goldsieber ゴルトジーバー…コミカルなテーマのボードゲーム
Haba ハバ…例年通り大量出展!
Hans im Gluck ハンス・イム・グリュック…クニツィアのカルカソンヌ「城」
Identity Games アイデンティティー・ゲームズ
Kidult Games キダルトゲームズ…あたまいくつ+ドメモ?「コヨーテ」
Kosmos + Klee コスモス、クレー…コロヴィーニ「シャングリラの橋」とトイバー「創世記1503」
Krimsus Krimskrams Kiste クリムズス・クリムスクラムス・キステ
Kronberger Spiele クロンベルガー・シュピーレ
Lookout Games ルックアウト・ゲームズ…恒例のボーナンザ拡張は「チンギス・ボーン」
Nurnberger Spielkarten ニュルベルガー・シュピールカルテン…「ウィルス一味」シュタークのカードゲーム
Phalanx Games ファランクス・ゲームズ…イタリアを描いたカードゲーム「ボルジア」
Piatnik ピアトニク…コロヴィーニのカードゲーム「海賊」
Queen Games クイーンゲームズ…シャハトの競りゲーム「インダストリア」
Ravensburger ラベンスバーガー…注目のクニツィアゲームは日本人には厳しいか
Selecta セレクタ…2年連続大賞の威信にかけて3タイトル
Sphinx Spiele スフィンクス…ブラックユーモア大好き!「プチプチ」
Spiel aus Timbuktu ティンブクトゥ…5周年記念のシャハト・ゲーム集
Toodoo Editions トゥードゥ―出版…フランスから新規参入
Warfrog ウォーフロッグ…蒸気の時代拡張ボードほか
Winning Moves ウィニング・ムーブズ…コロヴィーニの新作「アレクサンドロス」
Winsome Games ウィンサム・ゲームズ…「インターアーバン」ほか鉄道ゲーム2品
Yungames ユン・ゲームズ…イラストのコミカルなゲーム3作
Zoch ツォッホ…ズーシムのリメイク

…当サイトの管理者が概要を呼んで直感的に面白そうだと思ったものをピックアップしています。未プレイ段階での評価ですので、当たり外れは大きいと思います。

2F-Spiele 2Fシュピーレ

暗闇のフロア(Finstere Flure)
怪物につかまらないようにしながらゴールを目指すレースゲーム。モンスターをうまく操ってほかのプレイヤーを捕まえさせます。基本ルールでは石の陰に隠れ、血で滑って移動がうまくできない中を逃げ回ります。モンスターは一番近いところいにいる人を襲いながら移動し、食べ終わると次に近い人に向かって移動します。ですが同じ距離のところに複数の人がいると、どちらを食べようか迷って止まってしまいます。この習性をうまく使って、ほかの人を盾にしながら上手に逃げましょう。発展ルールでは透明の水晶、向きを変える床、テレポーターが加わり、モンスターの移動がより複雑に、読みにくくなります。逃げる人の移動数は決まっており、先の先を読まなければならないパズル系ゲームです。2~7人用。
Brett’n Boardの詳しいレビュー

Abacusspiele アバクスシュピーレ

マヤ(Maya)
マヤ文明の発展を描いたボードゲーム。昨年のヒッポダイス・デザイナーコンテストで1位になった作品です。作者はベルント・アイゼンシュタイン。プレイヤーはマヤの王様からご褒美の金をもらうために4つの中心地にせっせとピラミッドを作ります。しかし必要な石は工夫の力を借りて石切り場から運んでこなければなりません。
3~5人用、プレイ時間60~90分。サイズは「ウサギとハリネズミ」と同じです。


アンノ・ドミニ「法律名」(Anno Domini Im Namen des Gesetzes)
毎年発売されている年号あわせゲームのです。

Adlung アドルング

フッガー家(Die Fugger)
カルカソンヌのクラウス=ユルゲン・ヴレーデによるカードゲーム。舞台は1367年のアウグスブルク。豪商フッガー家の初代ヤコブは教皇や皇帝にまでお金を貸して、ヨーロッパ一の商売と銀行を成し遂げました。プレイヤーは商人となってフッガー家と宝石、銅、布、野菜、ワインを取引します。アウグスブルク一の商人となるのは誰でしょうか?

魔法の剣とドラゴン(Zauberschwert und Drachenei)
ヨーヘン・シュヴィングハンマー作。ウラホーマーの魔法使いたちが魔法の動物を作る競争を繰り広げます。魔力に満ちた呪文、魔法の場所、魔力を秘めたアーティファクトを使って一番強い動物を作った魔法使いには魔法の石が与えられます。これによって最後に大魔法使いが決められます。

トップスピード(Top Speed)
ラインハルト・シュタウペ作のスピードの続編。2人のプレイヤーが同時進行で手札を8つの矢印に向けて並べます。同じ列には同じ色、同じマークがきてはいけません。点数になるのは各列のトップ、つまり一番上にあるカードだけです。

ターボ(Turbo)
モーターレースをテーマにしたカードゲーム。スタートフェイズからもうスリル満点です。信号はまだ赤なのにマシンがイかれて手を挙げているドライバーもいます。まもなくするとレースのスタート、興奮が高まります。いよいよスタート、信号が再び赤になり、マシンはエンジンをふかして信号を見つめます。信号がやっと青になり、一斉に走り出します。コースの障害物に邪魔されることなく、一番早くゴールに着くのは誰でしょうか?

いろんなもの(Viele Dinge)
いろいろな絵のカードがテーブルに並びます。アルファベットカードをめくって、その文字から始まる絵を取ることが目標です。直接その絵を表さなくても、テーマ的に合っていればOK。たとえば「C」で「クラウン!」と言いながらサーカスの絵のカードを取ります。でも早い者勝ちですから急いで取らなければなりません。一番カードを集めた人が勝ちです。3~5歳のバリアントとして色カード(「緑」と言ったら「青リンゴ」と言いながら果物カードを取る)が付いています。

車のお楽しみ(Spas im Auto)
車の中で遊べるゲーム集。20以上のゲームのアイデアが入っています。勝つことが目的ではないゲームもあります。これで今までは旅行の目的ではなかった車中も、楽しく過ごせるでしょう。「なんだ、もう着いちゃったの?」

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Alea アレア

サン・フアン(San Juan)
 大ヒット作「プエルトリコ」のカードゲーム。デザイナーはボード版と同じくA.ザイファルト。2~4人用、10歳以上、プレイ時間45~60分。110枚のカードには5種類の産品と22種類の建物があります。このほかに職業カード5枚、交易所5枚のタイル、筆記具が付いています(写真は試作品段階のものです)。
 今度のカードゲームの売りは、ゲーマーを魅了したボード版での職業選択システムのほかに、手札が建設可能な建物であると同時に、お金にもなるというところです。たとえば図書館を建設するには、手札をさらに5枚出さなければなりません。しかし他にも建てたい建物ばかりで捨てるのは惜しい…そんなジレンマがあります。
 ボード版との違いは、プレイ時間が短く、ルールが易しく、展開がストレート(積み込みなし、勝利ポイントは建築からのみ)で、運の要素が上がったことです。さらに楽しく、はまりやすく、ほかにないものになりました。
 年内は試作品のテストプレイになり、製品版の発売は年明けになる見込みです。

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Amigo アミーゴ

7つの印(Die sieben Siegel)
 近年好調のカードゲームは4タイトル発表される予定です。まずはシュテファン・ドーラから久々の発表。トリックテイキングゲームです。未来は7つの封印がされた本に書いてあります。何が起こるかは誰もわかりません。しかし見込みでトリックの数を予想するときだけでなく、その色まで何が来るかというとき、神の摂理がこのゲームにはあります。そして手札が悪くても、サボタージュとして他の人の計画をダメにし、この変わったトリックテイキングに勝つことができます。3~5人用、10才以上。
 プレイヤーは手札を見て、どの色のトリックが取れそうか予想し、その色の印を取って自分の前に置きます。その色でリードされたトリックを取るたびに、その印を場に返します。最後まで返せないとマイナスポイントです。また、印をもっていない色のトリックをとってしまったら、黒い印をもらわなければなりません。これもマイナスポイントになってしまいます。
 1ラウンドに1人ずつ、サボタージュプレイヤーがいます。このプレイヤーは印を取らずに、ほかのプレイヤーの印を見ながら、ひたすら邪魔に走ります。
 「バケツくずし」にも似たテイストで、手軽に盛り上がることができるでしょう。

イントリーゲ(Intrige)
 同じくシュテファン・ドーラの作品でF.X.シュミットから販売されていたボードゲームのリメイク。交渉自由、裏切りし放題という奔放なルールのため、シュピールボックスでは評価が真っ二つに分かれていました。貴族の屋敷での学者のポストは名声を高め、一番儲かります。そしてそれをめぐって陰謀が渦巻きます。協定・買収・脅迫・お世辞・賄賂を使って目的を達成し、できるだけたくさんお金をかき集めるのにどんな手段も許されます。はじめに輝いていた貴族の誇りはこの屋敷ではどこへやら。3~5人用、10才以上。F.X.版からの変更点はポストが5つから4つになり、簡略化されたことです。

動物がいっぱい(Einfach Tierisch)
 クニツィアのカードゲーム。95年にラベンスバーガーから発売された名作「ハイ・ソサエティ」をリメイクしたもので、テーマは変わっていますがルールは同じです。プレイヤーは動物公園のオーナーをしている大金持ちです。自分の動物園のために野生の珍しい動物を探しています。動物は珍しいほど手に入れたときの名声が高くなりますが、ハリガネロバ、ペーパータイガー、スキーウサギは安くありません。そこで動物園長として金(このゲームの目的)を出さなければなりません。でも気をつけて!お金を早く出しすぎると、最後にはすっからかんになってしまいますから…。3~5人用、8才以上。

フラックス(Fluxx)
 アメリカのルーニー・ラボから出ているカードゲームのドイツ語版。「カードを1枚引いて、プレイする」という簡潔なルールから始まり、出てくるカードによってルールが増えていきます。勝利条件もカードの中から出てきます。2~6人用、8才以上。「みんなできめたこと(Das regeln wir schon!)」がアミーゴからリメイクされるという噂は、ルールが後から追加されていく点でのフラックスとの混同があった模様です。「みんなできめたこと(Das regeln wir schon!)」自体は発売されません。

ワイルドサッカー(Die Wilden Fusballkerle)
2人用のサッカー対戦カードゲーム。「サンフランシスコ」のデザイナーであるトルステン・ロプマンとアンドレアス・ヴェッターの作品。

イエローストーン公園(Yellowstone Park)
「ボーナンザ」のウヴェ・ローゼンベルクが久々に発表するカードゲーム。3~5人用。プレイヤーはたくさんの動物が憩う動物公園をカードを使って巡りながら、手札を早くなくすことを目指します。

サンチアゴ(Santiago)
アミーゴはエッセン出展10周年を迎え、以上のようにたくさんの出展が予定されています。クラウディア・ヘリーとローマン・ペレックのデザイン。水路をうまく引いてじゃがいも、コショウ、バナナなどの農作物を育てます。水路を引くには役人にお金を払って望みの方向に伸ばしてもらう必要があります。
 土地タイルは競りで手に入れます。競り落としたら配置して自分の所有マーカーを置きます。一番安い額を提示したプレイヤーは水路の管理官となり、このラウンドでどこに水路を引くか決めることができます。ほかのプレイヤーはお金を提示して、自分の都合のよいところに水路を引いてもらうよう交渉しますが、最終的には管理官が好きなところに引くことができます。土地を購入したら役人にお金を渡して水路を引いてもらいます。土地の競りにお金を使いすぎると水路を引くお金がなくなってしまうので要注意です。
 ラウンドが終わると灌漑チェックがあり、水路から水を得られないプランテーションは砂漠に戻ってしまいます。ゲームの最後にはもちろん実りがあったプランテーションだけが点数になります。その際プランテーションは種類ごとに計算しますが、その面積が広いほど点数が高くなります。またプレイヤーの所有マーカーの数によって点数が異なるので、他のプレイヤーと協力してプランテーションを広げつつも、その中でより多くを所有していることが必要になります。優秀なプランテーションを経営するのはどのプレイヤーでしょうか。

ハリガリ・クリスマス(Halli Galli – Die X-Mas Edition)
これまで200万セットという販売を記録している人気の絵合わせゲーム「ハリガリ」にろうそく・もみの木などクリスマスにちなんだ絵柄を盛り込みました。早くもクリスマス商戦の始まりです。

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Bambus Spieleverlag バンブス・シュピーレ

壺の悪魔(Flaschenteufel)
ギュンター・コルネットによるトリックテイキング・カードゲームの再販です。今回はイラストを一新し、同タイトルの小説からテキストを加えました。さらに5センチメートルの木製のコマが入っています。詳しくはホームページ参照。旧デザインですがオンライン版を試すこともできます。

ピングヴィナス(Pingvinas)
アルヴィダス・ジャケリウナスによる、スピーディーな戦略ゲーム。2~4人用、8歳以上。初版は限定200部のみの販売になります。

オートスクーター(Autoscooter)
木製のボードが美しいレースゲームの再販です。価格は64ユーロから40ユーロに値下がりしました。

BeWitched-Spiele ビーウィッチト・シュピーレ

闇商売(Schwarzarbeit)
「アドアクタ」が昨年評判となったビーウィッチト・シュピーレでは、作者アンドレア・マイアーがフリードマン・フリーゼ(「看板娘」)と共作で新作のカードゲームを発表します。

Cwali クワリ

スブラタ(Subulata)
 9×9のマスで繰り広げられる「ダイヤモンドゲーム」風の2人用ゲーム。試作品段階ではカエルをテーマにしていましたが、最終的にバッタになりました。増すには3種類あります。両プレイヤーは1~9番のバッタを持ってボード隅3×3のマスに配置します。ここからできるだけたくさんのバッタを反対側のエリアに移動させることが目的です。どちらかのプレイヤーがバッタを動かせなくなるか、全部のバッタを移動させたら、残っているコマを裏返して番号を合計し、多い方が勝ちます。
 移動は横か斜めですが、例外的に前に進むこともできます。バッタは1~3マス移動でき、空いているマスに入るか相手のコマを取ります(点数はまだ明らかにしません)。相手のコマを取るにはバックしなければなりませんが、そうするとゴールへの道が遠くなります。ボードは3×3のタイルを4枚組み合わせる方式で、配置を変えることができます。

ロジスティコ(Logistico)
 「ズーシム」のコルネ・ファン・モーゼルによる輸送ゲーム。ボードには5つの島があり、それぞれいくつかのエリアと空港があります。橋が島を結び、道がつながっています。海もエリア分けされています。陸地のエリアでは提供される品と必要な品の注文があり、プレイヤーはトラック・船・飛行機で品を集めつつ注文されたところにに運ばなければなりません。1~9のアクションポイントを輸送手段で振り分けます(飛行機は0)。例えば隣のエリアへの移動は1ポイント、道がなければトラックで運んで2ポイント。また品の積み下ろしにもアクションポイントがかかります。トラックは荷物を2つまで、飛行機は3つまで、船は4つまで運べます。また飛行機でトラック1台を運ぶこともできます。
 お金もこのゲームにはあります。輸送する時にお金を払い、届けられたらお金が入ります。注文に応じて品を1つ届けると、それらはディスカードになります。品は後で運ぶほど、報酬は上がります。注文が残り6つになったら最終ラウンドを行います。

フロリアド(Floriado)
2人専用のゲーム。期間中製品を買った方に無料で進呈されます。

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daVinci ダヴィンチ

キング・ミー(Viva il Re!)
「人狼」と「バン!」で日本にその名を知らしめたダヴィンチが、初めて着手したボードゲーム。ステファノ・ルペルト作。退役した王様が跡継ぎを決めます。各プレイヤーはお城の下の階「召使」から貴族の間を抜けて、最上階の王位をめざして上がっていきます。
 上がるためには他のプレイヤーの賛成投票が必要ですが、自分を差し置いて賛成したいはずはありません。しかし反対投票権は限られており、どこで反対するかがポイントです。特に最後の王位に上がるには、全員一致の賛成が必要で、だれか一人でも反対すると一気に落とされてしまいます。
 誰かが王位に上がると、その時点での段階と最初に配られていた各自秘密の目標カードから得点があり、これを3ラウンド行って点数の高いプレイヤーが勝ちます。時間がかからなくてはまるゲームです。3~6人用、8才以上。英語ルールも付属。定価は19.90ユーロですが期間中は割引があります。

真昼の決闘(High Noon)
人気の西部カードゲーム「バン!」の拡張で15枚のカードのセットです。期間中「バン!」を買った人に無料プレゼント(ただしある限り)、また拡張だけほしい人には2ユーロで販売します。また期間中「バン!」のデザイナーであるエミリアーノ・スキアーラと「バン!」を遊ぶことができ、サインももらえます。9番ホール、13番ブースにて。

Days of Wonder デイズ・オブ・ワンダー

海賊の入り江(Pirate’s Cave)
昨年「ドラゴンストーン」が間に合わずに出展できなかったデイズ・オブ・ワンダーはエッセン初の出展となります。これまで発売しているゲームのほか、来年のニュルンベルクでドイツ語版発売予定の2作を試作品で発表します。そのひとつが「海賊の入り江」。アミーゴから発売されていたものをグラフィックも新たに再販します。

テルラ(Terra)
来年発売される予定のもう1作。名前だけしか公表されていません。

Don & Co. ドン・コー

インシュ(Yinsh)
ギプフ、タムスク、ゼヘツ、ドゥボンに続くクリス・ブルムのギプフプロジェクトの第5弾。アブストラクトゲームとしては異例の評価を得ているシリーズです。

Doris & Frank ドリス&フランク

今年もドリスフランクは「三畳紀」のゲッコーゲームズと一緒のブースを組みます。ですが新作は発表せず、その代わりに絶版になっているゲームの再販をします。「原始スープ」は近年再販されており、「ウルランド」も最近ようやく再販されましたが、それに「原始スープ拡張」が再販されます。そして「ミュー」を小箱で安価にして再販します。ニュースとしては1990年に発売された「ハリネズミ怒る(Igel Aergern)」のオンラインバージョンが開発されています。現在ベータテスト段階です。

Eggert-Spiele エガートシュピーレ

ダビデとインペラ(Divide et Impera)
ゲームを扱うのは初めてとなるエガートシュピーレは、社長ペーター・エガートの作品ではないものを発表します。現在開発中ですが、明らかになっているのはプレイヤー人数が2~5人、プレイ時間が45~120分、コンポーネントはデラックスでボードも大きくて美しく、ルールも作りこまれているということです。「土地を広げ、富と権力をもたらそう! 時間をよく管理し、敵との困難を乗り越えよう! 王様や外交官の座をうまく使いこなせれば勝てるだろう」

Goldsieber ゴルトジーバー

おっとっとラマ(Hoppla Lama)
 「ドラゴンデルタ」のロベルト・フラーガ作。火山が噴火しました!インディオたちは自分の村が無事か確かめるためラマに乗って噴火口に向かいます。ラマを上手に操って、噴火口にできるだけ近づくことを目指します。しかし噴火口に近づいたら、今度は脱出しなければなりません。

これぞチーズ(So ein Kase)
 「クライネフィッシュ」のペーター・ノイゲバウアー作。屋根裏部屋ではネズミたちが食べ物をあちこち探し回ります。特にいいにおいのチーズとおいしいソーセージが大好き。でも彼らはおいしい食べ物を集めるだけではありません。生意気なネズミたちはガラクタにも興味があります。見つけたものは何でも持って行きますが、そのうちどれがよいのかわかりません。そこでほかのネズミが集めたものをどこかにやったりします。だからよく見張っていなければなりません。それと、物陰にネコが待ちぶせしていることがあるので注意しなければなりません。そのときには穴に逃げ込みましょう。でもネコの目から逃れたら、また食べ物探しとガラクタ集めを始めましょう。最後に集めたものを数え、一番価値の高いものを集めたネズミが勝ちます。

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HABA ハバ

2年連続セレクタに年間ゲーム大賞を取られたハバ社は、巻き返しに挑みます。大きい箱のゲームを3タイトル。

ピラミッド(Pyramidos)
建設現場に上手に石を運ぶ3Dおはじきゲーム。「カイロ」と同じように、ナイル川の岸辺に石材が置いてあります。これを指先で弾いて建設現場に運びます。ところどころに穴が開いており、そこから下に落ちないように狙って弾いてください。

石の上に石(Stein auf Stein)
マルクス・ニキシュ作。「石材が通りまーす」と小さな建設員が叫んで、クレーンを使ってダイスの色の石材を積み上げていきます。クレーンを一番上手に操作して石材を高く積み上げるのは誰でしょうか? 総木製のアクションゲームでいろいろなヴァリアントも付いています。

ガタガタゴットン(Holperstolper)
動物学の研究者がジープにたくさん積み込んで基地に帰ります。ですが途中のジャングルは危険な穴だらけ。穴をうまくよけながら運転しなければなりません。

手軽に持ち運べるサイズのゲームは7タイトル発表します。

★ピシャッ(Platsch!)
ハインツ・マイスター作。カバたちが橋の上から池に飛び込んでいきます。でも彼らは泳ぎが上手ではありません。そこで浮き輪を投げてカバたちを助けてあげましょう。一番多くカバを助けた人の勝ちです。ダイスゲームですが初歩的な戦略を考えるところがあります。

鹿、隠れろ!(Geislein, versteck dich!)
鹿たちが狼から逃れて隠れています。どこに何匹隠れているか当てて、狼から助けてあげましょう。記憶ゲームです。子供に呼んで聞かせるお話も付いています。

魔女のコンポート(Hexenkompotts)
カイ・ハーファーカンプ作。魔女が有名なコンポートを作ります。しかしキノコを上手に鍋の中に入れられるでしょうか? 魔法のように潜り込ませるゲーム。

ミニモンスター(Kleine Monster)
小さなお化けが隠れています。できるだけ早く正確に、憶えていたところのお化けを見つけましょう。リアクションと記憶のゲームです。

魔法の帽子
魔法使いの弟子たちが倉庫にあるチョコレートを狙っています。でも倉庫に入るには魔法の帽子をかぶらなければなりません。反射が必要なレースゲームです。

カモの行進(Entenmarsch)
ハインツ・マイスター作。池にいる雛鳥をお母さんカモが呼んでいます。でも見えるのは尻尾だけ、誰が誰かわかりません。探していたカモを見つけるのは誰でしょう。小さな子供向けの記憶ゲームです。

卵のダンス(Eiertanz)
ロベルト・フラーガ作。あちこち飛び跳ねる卵を捕まえるアクションゲーム。おなじみの卵パックの中にゴム製の卵が9つと木製の卵が1つ、それからダイスが2つ入っています。1つ目のダイスを振ると、「テーブルの周りをニワトリの真似をしながら走った後」とか「早い者勝ち」など、どうやって卵を取るか指示されます。取った後にもう1つのダイスを振ると、「あごと首の間」「ひざとひざの間」「わきの下」など、卵をキープしておく場所が指示されます。これを繰り返して落とさないでたくさん卵を持っていた人が勝ちです。木製の卵は持ちづらいですが、得点は2倍になります。

小さなお子様用の学習ゲームとして3タイトル発表されます。

感覚の星(Planet der Sinne)
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・運動神経の全てを試すゲーム集。同時に言葉・記憶・リアクションも練習します。

もう一回触って(Verfuhlt nochmal!)
ハインツ・マイスター作。こびとが魔法の袋に隠したものを、手触りと集中力と反射で当てていきます。

ラッツファッツはクリスマス(Ratz-Fatz ist Weihnachten)
クリスマスにちなんだコマをを取るゲーム。クリスマスのの歌や詩が付いています。

そして缶入りが2タイトル。

ディルク・ハンネフォルトの騎士競技会(Dirk Hanneforths Ritterturnier)
「そっとおやすみ」などと同じ缶の箱に入ったゲーム。できるだけたくさん騎士を自分の城に集めるカードゲームです。

チェス(Schach)
かわいいコマで子供でも楽しめます。

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Hans im Gluck ハンス・イム・グリュック

カルカソンヌ・城(Die Burg)
コスモス社のカタンと同じ現象が2001年の大賞作であるカルカソンヌでも起こっています。カルカソンヌをモチーフにした2人専用ゲーム。8才以上、プレイ時間30~45分。デザイナーは原作のヴレーデに、加えてライナー・クニツィアが入っています。カルカソンヌの城壁の中で繰り広げられる勢力争いがテーマです。両プレイヤーはタイルを置いて都市の中を広げていきます。そして塔を守る騎士、ニュースを広める記者、商品を売る商人を配置して得点を上げます。城壁にあるアイテムは早い者勝ちで、先に到達したプレイヤーはこれを利用することができます。アメリカ版「TheCatsle」もメイフェアより発売予定。このほかにカルカソンヌ用の追加タイル7枚とカルカソンヌ2用の追加タイル5枚が入った小さな拡張★「王と偵察」が発表(配布)される予定です。なお拡張タイルはメイフェアからも5ドルで購入できます。

アッティカ(Attika)
「フェレータ」「モイタラ」のメルクル作。「アメン・ラー」と同じサイズの戦略ゲームです。2~4人用、10歳以上、プレイ時間60分。
プレイヤーは都市国家を建設します。神殿・劇場・信託所・港と船・ブドウ畑とワイン商人などを島の中に作ります。建設は他のプレイヤーよりもよいところを求めて争いが起こります。建設はコストがかかるので、島の中の資源を活用してコストを下げましょう。同時に都市国家の建物を規定に従って整然と並べれば、コストを下げることができます。ボードはタイルになっており、ゲームが進むに連れて広がっていきます。手持ちの建物を全部建てるか、隅にある神殿と神殿を自分の建物でつないだ最初のプレイヤーが勝ちます。オンライン・ゲームサイトであるBrettspielweltにて製品発売前にオンラインゲームを無料で遊べるという初の試みで、ルールが公開されました。和訳はこちら。

ハイパーロボット(Rasende Roboter)
何人でも遊べるアレックス・ランドルフのパズルゲーム。1999年に同社から発売されましたが絶版になっていました。これをアメリカのリオ・グランデ社がリメイクして再販します。11月発売予定。新しいボードも付いてきます。ハンス社はタッチしませんが、販売はドイツでも行われます。

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Identity Games アイデンティティー・ゲームズ

6月から発売されている2つの新作を発表します。

トゥームレイダー(Tomb Raider)
アルトゥール・テベ作。同タイトルのコンピューターゲームを移植したミニチュアゲーム。博物館の中で油絵を盗みつつ、見つかったら潔白を証明します。エネルギーカード、キーカード、回復カードを出してゲームが進行します。フィギュアがよくできています。

ツェープ箱のレース(Zeepkistenrace)
アルトゥール・テベ作。3レースを8ラウンド行う時間の短いカードゲーム。勝利ポイントを稼ぎます。3~6人用。

KidultGame キダルトゲーム

コヨーテ(Coyote)
スパルタコ・アルベルタレッリ作。今度はダイスを使いません。西部開拓がテーマのブラフゲーム。プレイヤーは頭にはちまきをして1枚カードをつけます。ここに書かれたインディアンの人数や特殊効果は自分では分かりませんがほかのプレイヤーのものは見ることができます。ゲームの目的は、インディアンが合計で何人いるか当てることです。ただし、前のプレイヤーよりも高い人数を言っていかなければなりません。間違ったプレイヤーから抜けていきます。スペシャルカード(×2とか)の効果で人数が大変動し、驚いてしまうこともあります。はったりをかましながら他のプレイヤーを蹴落としていきましょう。

Kosmos + Klee コスモス、クレー

シャングリラの橋(Die Brucken von Shangrila)
レオ・コロヴィーニによる権力ゲーム。3~4人、10歳以上。「シャングリラ」とはジェイムス・ヒルトンが報告したヒマラヤのユートピアです。ボード上には13の村があり、複雑につながっています。村と村の間には深い谷があり、橋をかけて渡らなければなりません。
 かつてこの村には7人の賢者が住んでいました。雨降らし、ドラゴン使い、雪男使い、祈祷師、占星術師、ヒーラー、火炎使い…プレイヤーはすでに亡くなった彼らに代わって、自分の色の親方をその役職に就けることをめざします。
 ゲームの最初にはそれぞれ1つ役職が与えられます。手番には自分の親方タイルを1枚好きな村に配置するか、親方タイルのあるところに弟子を送り込むか、弟子を隣の村に移動するかします。親方タイルは一度置いたら移動できませんが、弟子タイルは他の村に移動することができ、目的地で空いている役職に入れば親方に格が上がります。
 役職が埋まっていたら、タイルの数が一番多い村で役職が決まります。弟子がたどり着いた村が強くなれば、ほかの親方を追い出してその役職に就けるでしょう。村が弱くなれば、弟子のほうが追い出されてしまいます。
 橋は1回しか渡ることができません。1度渡ると橋は崩れてしまい、ゲーム終了までそのルートは通れません。他の村と完全に断絶してしまうと、親方も入ってこられません。最後から2番目の橋が壊れるとゲーム終了で、より多くの親方を役職に就けていたプレイヤーが勝ちます。
 難易度としては「クランス」くらいでルールが覚えやすいゲームですが、ジレンマを楽しめ、また1ゲーム30~45分で終わるため「もう1度!」となりやすいゲームです。

創世記1503(Anno 1503)
ドイツ圏内で45万セールスというヒットしたPCゲームを開拓ゲームの王様であるクラウス・トイバーがボードゲーム化しました。航海者たちが豊かな土地を求めて旅立ちます。
 航海図のボードが中央に置かれ、各プレイヤーの前には手持ちのチップやタイルを置く専用のボードがあります。ここには産品(木材、石材、布、工具、スパイス、タバコ)や中央ボードに配置していく島カードのほか、紋章チップ、船、住民チップ(先駆者、開拓者、市民、商人)を置きます。船をスタートマスに置き、紋章チップを所持金のマスに置いてゲームスタートです。
 産品はダイスや購入で得られ、船を作ったり、市民を増やしたり、売却してお金にしたりできます。しかし自分の島で安泰していてはいけません。未知の海に航海すれば宝物を見つけたり、交易で儲けたり、商館のアドバンテージを利用したりできるようになります。船はアクションポイントで1マスずつ移動し、タイルを見てさらに進むかそのタイルを取るか決めることができます。タイルをとった場合、航海はそこで終わって船は使用済みになります。新しく航海するにはまた新しい船を作ってこなければなりません。
 商館を手に入れると、価値の高い貴重な産品を手に入れるチャンスが増えます。産品購入のときに支払うお金が少なくてすむようになり、宝物が出ると収入になります。
 自分の島では市民を増やすと建物を建てられるようになります。どの建物を建てるかはよく考えなければなりません。島ではダイスでさまざまな出来事が起こります。火事を避けるには見張り台、海賊から守るには武器を作る鍛冶屋、そのほか教会、学校、居酒屋、浴場、造船所、大商館があります。
 これらの入植や商売や建設などで条件を満たせば勝利ポイントになり、3勝利ポイントを最初にとったプレイヤーの勝ちです。一度取った勝利ポイントでも条件を満たさなくなるとなくなってしまうこともあります。
 2~4人用、10歳以上、プレイ時間60~90分。

ロード・オブ・ザ・リング~王の帰還(Die Ruckkehr des Konigs)
映画公開にあわせて発売されている指輪3部作のボードゲームの第3弾。3~4人用、10歳以上。映画の写真をふんだんに使用。指輪の破壊まで戦いを凌がなければなりません。勇敢さが試されます。今回の箱は紫です。

ドラキュラ(Dracula)
「ドルイデンワルツ」のミヒャエル・リーネックによる2人ゲーム。ファン・ヘルシング教授とドラキュラ伯爵の戦いを描いたゲームです。ブラフと注意力が必要で、ミステリアスでエキサイティングなゲームが楽しめます。真っ黒な背景に赤い文字が印象的なカバーです。

逃げるが勝ち(Rette sich wer kann)
これまで同タイトルで3作(ヴァルター・ミューラー(1993、個人会社)、ヴォルフガング・クラマー(1993、ラベンスバーガー)、ルディ・ホフマン(1968、シュミット))が発表されてきましたが、今回はコスモスの2人ゲームです。噛み付いてくるワニからうまく逃れることをめざします。噛み付いたり噛み付かれたりしながら、一番コマを進めることができるのはどちらでしょうか?

ファラオの呪い(Der Fluch des Pharao)
ファラオの墓でエキサイティングな宝探しをするゲーム。マーティン・ワラス作、3~5人用、10歳以上。発見、収集、そして最後はドラマティックな追いかけっこと、3種類のゲームがつながっていきます。初心者でも遊べるよう、簡単なルールです。

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Krimsus Krimskrams Kiste クリムズス・クリムスクラムス・キステ

80日間世界一周(In 80 Karten um die Welt)
3~4人用、10歳以上のカードレースゲーム。乗りものをうまく使って相手を出し抜きましょう。

切り裂きジャックはどこ?(Wo ist Jack the Ripper?)
2~4人用、10歳以上。プレイヤーは新聞記者となってロンドンで発生した切り裂きジャック事件の真相を突き止めます。

ド・プロフンディス(De Profundis)
ポーランドの森の深くにある呪いの本が発見されてしまいました。呪いの本を断崖に投げ捨てて呪縛を解きます。

Kronberger Spiele クロンベルガー・シュピーレ

ボノボ海岸(Bonobo Beach)
ホームページでフリーダウンロードで配布されていた「クロンベルク」の改装版。旧板とPC版も発売される模様です。タイルを置きながら要所を押さえて土地の支配者をめざいます。手番にはプラスやマイナスポイントのあるタイルを配置するか、交差点にコマを置きます。場所によっては点数が二倍になったり、コマを追い出したり、タイルを動かしたりできます。点数計算がゲーム中とゲーム終了後に発生し、よい場所にコマを置いていると点数になります。ルールは2ページ。2分で説明、2秒で準備、プレイ時間は10~20分です。

Lookout Games ルックアウトゲームズ

チンギス・ボーン(Dschingis Bohn)
もはやおなじみとなった「ボーナンザ」の拡張ですが、今年の初めに発売されたボーナパルト(Bohnaparte)に引き続き今度も歴史ものとなりました。モンゴル人が豆の国に襲い掛かります。森、川、宝石、騎士を手中に収めるのは誰でしょうか。デザイナーはハンノ・ギルケ。3~5人用。「ボーナパルト」と組み合わせて遊ぶことができ、その場合には7人までプレイできます。今回は先行予約はありません。その代わりに、ボーナンザ・キャラクターシートが安価で販売されます。

アトリビュート英語版(Attribut)
2003年の大賞ノミネート作。広く遊べるようにするため、英米の国内ネタをなくし、英語がわかれば誰でも遊べるようにしました。英語教育にもってこいです。翻訳はハンノ・ギルケ。すでにオンライン・ゲームサイト「ブレットシュピールヴェルト」では英語版が公開されています。

Nurnberger Spielkarten ニュルンベルガー・シュピールカルテン

ハイデルベルガーのブースで発売されます。今回は「ウィルス一味」の作者フランク・シュタークが子供向けのリアクションゲームを3作発表します。価格はいずれもたったの3ユーロです。

悪意ある気まぐれ(Mucke mit Tucke)
同じ動物か同じ数字が出たら、その動物の鳴き声をします。一番早かったプレイヤーはカードをもらいます。最後に一番たくさん集めた人の勝ちです。

モンスターパレード(Monsterparade)
モンスターの好物をそれぞれのモンスターに置いて、早くなくすゲーム。モンスターには双子とそうでないのがあり、手札が合っていなければなりません。

サルの歯(Affenzahn)
ジャングルの森でおサルさんがレースを繰り広げます。遅く出したり間違ったカードを出したりすると、ブレーキがかかって後れを取ります。

Piatnik ピアトニク

オーストリアのメーカーであるピアトニクは7作発表を予定しています。4つがカードゲーム、2つが子供ゲーム、1つがパーティゲームという内訳です。そのうち3つのカードゲームにレオ・コロヴィーニが関わっています。

海賊(Corsari)
レオ・コロヴィーニのカードゲーム。

ケチャップ(Ketch Up!)
レオ・コロヴィーニとダリオ・デ・トフォリによるカードゲーム。

ミネストローネ(Minestrone)
レオ・コロヴィーニとコグネッティ夫妻によるカードゲーム。

Phalanx Games ファランクス・ゲームズ

ボルジア家(Borgia)
ウォーゲームで知られるS.バーグ作のエキサイティングなカードゲーム。イタリアの大富豪が政治的な影響力を使って富と権力を集めていきます。教皇の力を借りればさらに大きな力となりますが、それは容易ではありません。ほかの大富豪を押しのけ、芸術家を集めて名声を集め、教皇の部下を買収し、富を増やし、軍体力を上げ、カーディナルとして新しい教皇を選びます。美しいグラフィックも見ものです。

トロイの王様(Der trojanische Krieg)
レオ・コロヴィーニがイタリア人チームで発表するゲーム。

Queen Games クイーンゲームズ

インダストリア(Industria)
「ジャンク」のミヒャエル・シャハトによる開発をテーマにした競りゲーム。各時代の産業と科学技術を使いながら、5つの時代をわたっていきます。
 手番プレイヤーはオークショナーとなって何枚かのカードを1枚ずつ連続して競りにかけます。どの順番で競りにかけるかを決めます。これらのカードには生産、技術、資源、発展(ボーナス)があります。他プレイヤーは順々に1回だけビッドできます。手番プレイヤーは最高値をつけたプレイヤーにカードを買い取ってもらい利益を得るか、または自分で取ります。自分で取ったらオークショナーをやめなければならず、次のプレイヤーが新しいオークショナーになります。誰もビッドしなかったときも、自分で取ります。自分で取るとお金が入らないので厳しくなります。
 競りが終わったら、各プレイヤーは新しい設備を建設して勝利ポイントを獲得します。設備の稼動のためにはお金と資源が必要です。時代が終わる頃の設備新設は、投資したほど利益が上がらずリスクが高くなります。ゲーム終了時には生産設備の組み合わせによってボーナスもあります。

ラッキーループ(Lucky Loop)
ヴォルフガング・パニング、カルステン・ハルトヴィヒ(「チャイナタウン」)作のダイスゲーム。3~6人用。アクロバット飛行のパイロットとなって美しい飛行を行い、点数をとります。リスクの高い飛行が好きならば、操縦の難しい飛行機を選びます。でも墜落するかもしれません。

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Ravensburger ラベンスバーガー

アーサー王(King Arthur)
 ライナー・クニツィアのデザイン、業界初の電子知能マシン付きということでラベンスバーガーの目玉作品。アーサー王の伝説に基づき、騎士たちがボード上を旅します。マシンがプレイヤーの状態を把握し、その行動に応じた判断を下します。問題は、このマシンがドイツ語で話すということで、非ドイツ語圏の愛好者にとっては遊べない代物となっています。

スコットランドヤード20周年記念版(Scotland Yard)
 ロングセラーの20周年を記念して、特別版が製作されます。

指輪物語ラビリンス(Der Herr der Ringe Labyrinth)
「ラビリンス」の指輪物語版。映画3部作からカットをふんだんに使った「指輪物語メモリー」も同時発売です。

この他にラベンスバーガーの古典である★ワールドツアー(Weltreise)、★誰もパーフェクトでない(Nobody’s Perfect)が新装再販されます。

Selecta セレクタ

モンテ・ローラ(Monte Rolla)
モンテ・ローラ山に山登りをするゲーム。2つのビー玉が山に登ります。ダイスを振って登っていきますが、ほかの人のビー玉のあるマスに入ると、そのビー玉を川に落とすことができます。ボードは斜面になっており、川に落とされたビー玉はコロコロとふりだしの方へ。でもときどきゴールの方に転がっていくこともあります。ときには転がってきたビー玉の巻き添えになって一緒に下がっていくことも。2~4人、4才以上、24ユーロ。

プルピノ(Plumino)
1~10までの足し算と引き算が勉強できる就学前の子供向けゲーム。ギュンター・ブルクハルト作。中央には+コマが置かれます。ゲームが始まったら一斉に、隣り合う2つの数字コマの合計が持ち駒と同じならば、その2つを自分のコマと交換します。こうしてボード上にコマが少なくなっていき、最後に一番多くコマを持っているプレイヤーが勝ちです。+コマが裏返って-コマになったら、今度は隣り合う数字の差が合うものと交換します。この頭の切り替えが大事です。子供一人でも遊ぶことができますが、両親が入って遊ぶとよいでしょう。2~4人用、6歳以上、19ユーロ。

ベンガベンガ(Venga-Venga!)
動物を探して獣医さんに連れて行くゲーム。プレイヤーは農家となって動物を探します。ダイスを振って農家のコマと動物のコマを進めます。動物と同じマスに入ったら、動物のしっぽを抜きます。しっぽはスタンプになっており、健康カルテにこのスタンプを押します。4つのスタンプを最初に集めた人が勝ちです。農家と動物の動き方が違うので、どう進めたら早く動物に会えるか、ほかの農家に先取りされないか考えなければなりません。2~4人用、5歳以上、29.99ユーロ。作者はオーストリアのゲームサイト管理者アルノ・シュタインヴェンダーと「ベネチア」のロナルド・ホフシュタッターです。

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Sphinx Spiele スフィンクス・シュピーレ

培養戦争(Kampf der Kulturen)
ペトリ皿での戦いを描いたグレッグ・ターナー作「グロ(Gro)」のドイツ版。2人用、45分。バクテリアをペトリ皿にある自分のエリアで繁殖させ、最も支配的なバクテリア種にすることをめざします。そのためにはペトリ皿のほかのバクテリアと支配権をめぐって戦わなければなりません。ひとつずつペトリ皿からほかのペトリ皿に勢力を伸ばし、全部のペトリ皿を支配できるでしょうか?

安らかに眠れ(Ruhe in Frieden)
ペールお得意のホラーもの。お墓を掘り返して自分の仲間を探します。他のプレイヤーよりも早く見つけ出さなければなりません。

ブチブチ(仮題)(Flatsch)
ヘニング・ペール作の風刺の利いたボード・カードゲーム。2~6人用。カエルたちは産卵期で、道を渡ってやってきます。各プレイヤーはメス3匹オス2匹を誘導し、できるだけたくさん卵を産ませます。ここまでならば子どもゲームのようですが、ここからが社会情勢を映し出します。カエルたちが道を渡れるよう、子どもたちは環境保護に努めているのに、我々大人たちは、頻繁に車に乗ってやって、カエルたちをブチブチつぶしてしまうのです。このゲームでも車に乗って、ほかのプレイヤーのカエルをひき殺していきます。一方で環境保護の立場からカエルが道を渡るのを助けます。きちんと確認しながら、道の向こうに渡ったカエルを今度はまたスタートに帰さなければなりません。そのほかにもひどい仕掛けがあり、生き残りをかけた戦いはたいへんです。

Spiele aus Timbuktu ティンブクトゥ

ティンブクトゥ・ゲーム集(Sammelbox)
シャハトの会社であるティンブクトゥは5周年を記念してこれまで発表してきた無料ゲームなどをまとめて発売します。エッセンで入手できるかは未定です。

ジャンク・タイルゲーム(Dschunke-Legespiel)
アジアを舞台にした交易ゲームをもとにした2人専用のタイル置きゲーム。8歳以上、30分。すでにホームページでダウンロードすることができます(和訳はこちら)。.ホームページ改装に伴って、たくさんのゲームやヴァリアントがダウンロードできるようになっています。

Toodoo editions トゥードゥー出版

クリストフ・ベルクの作品を発表するフランスのメーカーです。

マンバ(Mamba)
コマは1種類しかありません。これを動かして誰のものかをあらわします。よく考えて隣接するコマを裏返し自分のコマとします。ゲーム中にコマは新しく生まれたり、過剰によって死んだりします。4人まで遊べる戦略ゲームです。オンラインバージョンで試すことができます。

ランシャントゥア(L’encanteur)
 ランシャントゥアとはLa Rochelleの港で魚を売る人たちで、値段を大声で歌っていました。このカードゲームではランシャントゥアになって、魚をお客様に売ります。客は満足しないと争いを起こします。

嵐のご意向(Avis de Tempete)
嵐で迷ってしまった海鳥を集めてあげるカードゲーム。子供たちが海の動物を勉強できます。

アナ対コラ(Ana contre Corax)
正方形のカードを使った2人用のファンタジーゲーム。アナとその種族が護符を探しますが、コーヴ・コラとその種族も同じ者を探しています。当然双方争い、相手がゴールに達するのを妨害しようとします。

黒のフリガート(Fregate noire)
タロット調のカードゲームです。

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Warfrog ウォーフロッグ

ルネッサンスの王子(Princes at the Renaissance)
 マルティン・ワラス作。イタリア・ルネッサンスを舞台に各プレイヤーは領主となり、5つの都市で覇権をとなえます。各都市にはボルジア家、メディチ家などのキャラクターがおり、彼らを配下につけることでアドバンテージがあります。都市同士で戦いが起こると、関与しているプレイヤーは相互に軍隊を出して勝敗を決します。勝てば影響力が上がり、お金も増えてさらに手を伸ばしていくことができるでしょう。
 裏切りや陰謀もルールに組み込まれており、高度に戦略的なゲームです。

蒸気の時代・拡張ボード(Expansion Set fur Age of Steam)
両面のボードで、片面はイングランド/ウェールズ(5~6人用)、もう片面はアイルランド(4人用)です。アイルランドでは鉄道建設で新ルールが加わります。ウィンサムから発表される同名のゲームとは異なりますので注意してください。

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Wassertal Spieleverlag ヴァッサータル・ゲーム社

鉄道ダイス(RailRoad Dice)
ダイスを並べて鉄道を引いていくというニューコンセプトのゲーム。作者はJ.カッペ40個のダイスにはレールが描かれており、鉄道を伸ばすために並べたり、駅や鉄橋を作るために支払ったりします。5つの鉄道会社があり、プレイヤーは鉄道を建設すると同時に株を買って鉄道会社を所有していきます。自分が所有する会社の駅を作って、乗客をたくさん集めましょう。2~4人用、35ユーロ、初版300個限定、英語ルールつき。
ホームページ

Winning Moves ウィニング・ムーブズ

アレクサンドロス(Alexandros)
 「トランスアメリカ」「クランス」に続くお手軽で楽しいゲームのシリーズで、作者はレオ・コロヴィーニ。マケドニア王国で派遣を争います。2~4人用、12才以上、プレイ時間45分。
 アレクサンダー大王は軍隊を率いて小アジアから広い地域を支配しました。プレイヤーは配下の将軍となって新しい属州を管理し、徴税します。豊かな土地を確保し、たくさん徴税できたプレイヤーがこの権力ゲームに勝利します。
 手番には表になっている2枚のカードから1枚を選んで、そのカードのマークにアレクサンダー大王を移動します。この移動に伴って、州境(黒い棒で示す)が変わります。豊かな土地を自分の属州に確保し、他のプレイヤーの属州を縮小するようにします。
 次に、1.新しくカードを引く、2.州を占領する、3.徴税する、4.自分のコマを属州から撤退させるという4つの行動の中から2つを選んでプレイします。州を占領するには、州境に囲われたところの1マスに自分のコマを置き、残りのマスにかかれたマークを手札から支払います。
 占領した属州では、徴税できるようになります。徴税はその属州で空いている緑のマス分だけで、1マス1ポイントです。ボードの周囲にあるリストでこれを記録します。自分のコマが置いてあるマスのマークのカードを払えば、徴税額を増やすこともできます。しかしこれを行うと他のプレイヤーの徴税額も上がってしまうので、上がり額が高い場合だけにします。
 広い属州はそれだけたくさんカードを出さなければならないので支配が大変になりますが、支配できればたくさんのポイントをもたらします。各マーク別にカードの枚数とマスの数はだいたい対応しているので、戦略的な戦いになります。空きマスが多くマークのあるマスが少ない属州は少ない枚数で占領できたくさん徴税できるのでお得です。
 ゲームは誰かが州境の黒い棒を全てなくすか、100ポイントを超えるプレイヤーが出た時点で終了となり、得点の最も高いプレイヤーが勝ちます。

ナゲット(Nuggets)
ウィニングムーブズは安価・手軽で奥の深い「コンパクトゲームシリーズ」を始めます。その第一弾がこのフリストヴァルト・コンラートによる戦略的なブラフゲーム。シンプルながらさまざまな展開を楽しむことができます。2または4人用。
 黄金の谷で金塊が発見されました。ゴールドディガーたちは金塊をできるだけたくさん見せて、鉱石会社にできるだけ高く買ってもらおうとします。プレイヤーは予想屋となり、バリケードを自分に好都合になるように置いてよい金塊エリアを買います。ただしほかのプレイヤーも同じことを考えていることを忘れてはいけません。よい金塊エリアをたくさん買えたプレイヤーが最後に大きい金塊を手にします。
 ゲームボードは40マスに分かれており、点数の異なる8つの金鉱があります。チップをプレイヤーに配ります。手番になったら、バリケードを2本置く、空きマスにチップを置くのいずれかを行います。バリケードは2つのマスの間のライン上に置きますが、つなげておく必要はありません。ただし3マス以下のエリアができてはいけません。
 自分の色のチップは裏向きにしておきます。中身は自分だけの秘密です。バリケードもチップも置けないか置きたくない場合はパスできますが再参加できません。全員がパスをしたらゲーム終了です。
 チップをめくり、各エリアごとに自分のポイントを足し合わせます。エリアの中で最もポイントの高いプレイヤーが金塊マーカーをもらいます。ここで手に入れた金塊マーカーの合計で勝敗を決めます。

エニグマ(Enigma)
学研から出ていた数当てゲーム「アルゴ」のアメリカ・ドイツ版。「コンパクトゲームシリーズ」の第二弾です。

闇のエンジェル(The Angel of Darkness)
7月から発売されているボードゲーム。

以下のゲームは今年のニュルンベルクで発売が予定されていたものですが、7月からの発売になりエッセンでも新作として発表されます。

★「ドラゴンの宝(Schatz des Drachen)」
ライナー・クニツィア作の子どもゲーム。2~5人用、6歳以上、プレイ時間15分。
好きなだけカードをめくることができます。カードをめくると宝26・ドラゴン12・ダイアモンド8・クモ3がいます。クモが出るか、特定の組み合わせになるとバーストしてしまいます。

★「スクイーキー(Squeeky)」
ロザンナ・レオカタ、ガテノ・エヴァラ作の子どもゲーム。2~6人用、6歳以上、プレイ時間20分。1~7点の7匹のネズミがネコのところにやってきます。ネズミの点数は裏向きになっており、その色のプレイヤーしか見ることができません。ブラフと戦略、ダイス運をつかって点数の低いネズミをとらせ、敵の点数の高いネズミを取ることをめざします。

★「無情(Herzlos)」
トリックテイキングゲーム。2~4人用、10歳以上、プレイ時間10分。
ブラックレディと言われるトランプゲームを美しい絵柄のカードで再現。ハートカードはマイナスポイントです。

★「太い15(Fette 15)」
あらかじめ宣言した数を取るトリックテイキングゲーム。切り札の色の13枚のカードよりも,銀の14と太い15が強いという特別ルールがあります。第一ラウンドは5枚からはじめ、ラウンドごとに1枚ずつ増やしていきます。

★「クルー・カードゲーム(Cluedo)」
名作ボードゲームをカード版に移植。3~8人用、8歳以上、プレイ時間30~40分。
犯人・凶器・犯行現場を調べます。場所をとらず旅行中でも遊ぶことができます。

Winsome Games ウィンサム・ゲームズ

インターアーバン(InterUrban)
ミハエル・シャハトの新作鉄道ゲーム。オリジンズ以降、発売になっています。
当サイトのプレイレポート

ヴェルド鉄道(Veld Railroads)
マーティン・ワラスによる、南アフリカを舞台にした鉄道ゲーム。広大な草原地帯・ヴェルドに200年前、オランダ人が入植してきました。隣のキンバリー山地でダイヤモンドが発見されると、イギリスが急速にケープタウンから鉄道を伸ばしてきます。1886年にトランスヴァールで金が発見されたことも同様に鉄道の建設を促しました。このゲームは経済ゲームとして考案されましたが、同時に当時の政治的立場や相克も描かれています。「プレーリー鉄道シリーズ」に属する作品で、これまで5ゲームが発売されています。このゲームもオリジンズ以降、発売になっています。

蒸気の時代拡張・アメリカとドイツ(Expansion for Age of Steam: US & Germany)
マーティン・ワラスによる鉄道ゲームの拡張版。昨年発売され好評だったウォーフロッグ社の「蒸気の時代」と組み合わせて遊ぶことはできません。

ウィンサムのゲームは昨年開始後15分で売り切れた記録があり、今年は予約制になりました。3タイトルまとめて75ユーロでの販売でしたが、60セットはすぐに予約済みで、初日の12時までに受け取りがなかったものについてのみ、キャンセル扱いとして売り出します。

YunGames ユンゲームズ

金のハゲタカ(Goldgeier)★ストーンズ(Stonez)★ピクニック・パニック(Picknick Panik)
ヴューゼルモイゼというメーカーから「墓の主人(Gruftmeister)」を処女作として発表したケマル・ユンが個人会社として発表します。ウェブ上ですでに発売されているイラストのきれいな3作です。

Zoch ツォッホ

オー・ズーレミオ(Oh Zoo le mio!)
昨年のエッセンでクワリから発売された動物園経営ゲーム「ズーシム(ZooSIM)」のリメイクです。英語版もリオグランデから発売されます。このほかに自分のレーベルの歌手をチャートインさせる★シュリレ・シュティレ(Schrille Stille)のリメイク(約30ユーロ)と、「ウィルス一味(Virus&Co.)」の新ルールが発表される予定です。

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