カテゴリー: か行
ゴッズ・プレイグランド(God’s Playground)
ポーランド四面楚歌 東西南北から侵攻の目が光るポーランドを、義勇軍としてときに協力し、ときに競争して守る3人専用ゲーム。作者はM.ウォレスで、細かいフェイズ処理、多彩なアクション選択、ダイナミックな盤上の変化、カツカツなお金、長めのプレイ時間など、ウォレスらしい作りである。 ゲームは4ラウンドにわた…
キャプテン・クルーレス(Captain Clueless)
頼りないクルー 2チームに分かれて島々を回るボードゲーム。船長は目隠しをしてペンでボードに航路を描き、船員は右だの左だの指示する。勘も指示も全然当てにならないことがよく分かる。 両チーム交替で船を進める。自分のチームの番になったらまず船長を決め、島カードを引いて場所を確認。現在地からどういうルートで…
クイビックス(Quibbix)
もっと欲張るか、妥協するか 配られたアルファベットタイルでできるだけ長い単語を作るワードゲーム。1981年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品。84年にラベンスバーガー社から再販されている。 裏にしたタイルから、第1ラウンドは各自10枚引く。5分の制限時間以内に、この10枚を組み合わせて単語を作る。…
ゴンザーガ(Gozaga)
ヨーロッパ中央の激戦 ヨーロッパ全土を舞台に、さまざまなパターンの六角形タイルを並べて領土を奪い合うゲーム。ゴンザーガとは、イタリア北部を13世紀から400年近く支配した一族の名前。昨年のエッセンでイタリアのdVゲームズ(旧ダヴィンチ出版)から発売された。六角形タイルの造形がひときわ目を引くが、見か…
クマさんゲーム(Bärenspiel)
クマさんはどこに? タイルをめくって道に迷ったクマさんを探す協力ゲーム。1983年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品で、対象年齢からいってもキッズゲームである。キッズゲームの特別賞が贈られたのは1989年からで、その前はキッズゲームでも全体の賞にノミネートしている。 100枚のタイルを混ぜて10×…
カヤナック(Kayanak)
子供も大人も心をつかむ イヌイットの魚釣りをテーマにしたキッズゲーム。1998年にドイツ年間ゲーム大賞キッズゲーム特別賞と、ドイツキッズゲーム賞を受賞。それから10年以上経つが、根強い人気があり、NPOゆうもあの「ゆうゲームズ」にも認定されている。 ダイスを振って、イヌイットコマを移動し、盤面に実際…
原始の生活(Jäger und Sammler)
先の先を読んでマンモス狩り どんどんなくなっていく足場に気をつけて、食料や装飾品を集めるボードゲーム。R.クニツィアがアミーゴから発売する大箱ボードゲームは、『ツタンカーメン』(1993年)、『メディチ』(1995年)以来15年ぶりのこと。しかもアミーゴ初の正方形大箱(コスモスやツォッホのサイズ)で…
カーソンシティ(Carson City)
先に置いても安心できない アメリカ西部を舞台に、新しくできる街で勢力を築くボードゲーム。去年の秋にベルギー人のゲームデザイナー、X.ジョルジュ(『パレ・ロワイヤル』)が、オランダのゲームメーカー、QWGゲームズから発売した。外国のゲームのオランダ語版を手がけるQWG社がオリジナルの重量級ゲームを出す…
これ何だ?(Wat’n dat?)
意思の疎通ができない出題者 棒やコマを並べて、何を作っているか当ててもらうゲーム。1996年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品で、現在はフランスのカクテルゲームズから『キプロコ』というタイトルで発売されている。日本語ルールとお題はこちらで公開中。『それ何やねん?(Was’n das?)…
権力闘争(Power Struggle)
この会社はもう終わってる 会社を舞台に、ポストと特権をめぐって仁義なき戦いを繰り広げるボードゲーム。作者名は伏せられているが、エッガートシュピーレの人に聞いたら、自分が勤めている会社の実話に基づいて作っているので明かせないのだという。今、アメリカの資本主義に飲み込まれつつあるドイツらしく、エリア・マ…