2002年にアレア(ドイツ)から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞、国際ゲーマーズ賞(マルチプレイヤー部門)、日本ボードゲーム大賞(海外ゲーム・フリーク部門)で1位に輝くなど一世を風靡した作品。Boardgamegeekでは通算6年間総合ランキング1位を守り、日本版The One Hundredでは2005年のスタート以来16年間にわたってトップ10にランクイン。日本語版が長らく待望されていた。
プエルトリコの植民地統治者となって、ヨーロッパへの物資の輸送や建物の建設によって勝利点を競う。順番に職業を選び、選んだ職業のアクションを全員が行う「バリアブル・フレーズ・オーダー」メカニクスが用いられ、お互いの状況を見た職業選択の駆け引きと、さまざまな効果をもつ建物選択の戦略が相まって遊びごたえのあるゲームになっている。
今回日本語化される2020年版(第3版)では、これまでに発売された拡張セット「新たな建物」「貴族」「バッカニア」「祝祭」を全て同梱。アートワークが一新されているほか、奴隷制度をテーマにしたボードゲームへの批判から、「親方」アクションで船から茶色の労働者が取られていたところを、職業斡旋所から紫色の労働者を取ることに変更された。旧版からの買い替えもアリだ。
内容物:ゲームボード 6枚、商品駒 50個、労働者駒 100個、貴族駒 20個、貨物船 5枚、コイン 51枚、島タイル 58枚、勝利点チップ 50枚、役割カード 10枚、建物タイル 90枚、ルールブック 1冊