ウリニゲセブン(Selling Out Seven)

ウインナーマヨパンを偽装?

コンビニの商品開発担当者となって、できるだけウインナーの量を節約したウインナーマヨパンを開発する粘土ゲーム。芸無工房のゲームマーケット2021大阪・春の新作。切端ウインナーを両端から出して、あたかも全部入っているように見せかける。

各プレイヤーは、大ウインナー(5cm)2本、中ウインナー(3cm)3本、切端ウインナー3本(1cm)と粘土をもってゲームスタート。ついたての裏で粘土にウインナーを入れてウインナーマヨパンを5つ作る。作り方は自由で、手持ちのウインナーを全部使わなくてもよい。

できあがったら、ほかのプレイヤーが作ったウインナーマヨパンをスネークドラフトで取る。良さそうがのがなければ、売れ残り判定のためにパスしてもよい。

全員が4回手番を行ったあと、最も多く売れ残ったプレイヤーは使わなかったウインナーを公開し、そのうちウインナーの得点が大きかったほうが没収されてしまう。このため、没収を避けるために終盤はあえて取らないという選択肢がある。

その上で、マヨパンからウインナーを取り出し、ほかのプレイヤーから獲得したウインナーと、使わなかったウインナーが得点になる。ただし切れ端は0点。

というわけで大ウインナーが入っているかのように見せかける技術が問われるが、布端ウインナーが3本しかないところがポイントで、両端から出ているパンを2つ作るには、どうしても得点になるウインナーを使わなければならない。単純に見えて悩ましいウインナー構成である。

パンに見えるもの、見えないものができあがり、それはどのような意図があって作られたのか、裏をかくためか、裏の裏をかくためか、それとも何も考えていないのか、あれこれ考えていくと楽しい。

ウリニゲセブン
ゲームデザイン・北条投了/芸無工房(2021)
2~5人用/30分

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。