ホビージャパン、今秋の輸入ゲームリスト第1弾を発表

ホビージャパンは今秋に発売する予定の輸入ゲームのリスト第1弾を発表した。外国語版に日本語ルールが添付される。いずれも10月中旬発売予定。
10分盗賊:魔法使いの塔(10 Minute Heist: The Wizard’s Tower)
ゲームデザイン・N.シビッキー、イラスト・D.マティネッツ、出版社・デイリーマジックゲームズ(アメリカ、2017年)、2~5人用、14歳以上、10分、3000円(税別)。
魔法使いの塔に忍び込んで、お宝を盗み出すスピーディーなカードゲーム。宝物のカードを並べて作られた塔の上から侵入し、欲しいカードのある場所に水平に移動するか垂直に移動して、そのカードを獲得する。カードがない場所には移動できず、垂直に移動するときは上には移動できない。
順番に各自の盗賊コマを移動し、魔法の道具を使い、一番下の出口から脱出するまで、最も合計点数が高くなるように宝を集めることを競う。ほかのプレイヤーが狙っているカードの種類や、呪いがかかった宝に気をつけて。何を狙って、どの種類で優位を得て、どの種類でほかのプレイヤーを出し抜くか、短時間で濃密な駆け引きが楽しめる。

オシリスへの船出(Sailing Toward Osiris)  
ゲームデザイン・D.マッケンジー、イラスト・D.マティネッツ、出版社・デイリーマジックゲームズ(アメリカ)、2~5人用、14歳以上、60~90分、7800円(税別)。
亡くなったファラオのために、威光を讃える記念碑を建てるゲーム。古代エジプト第19王朝末期に実在したファラオ、ラムセス二世の死去にまつわる事実に着想を得て制作された。限られた資源と労働者の中、遺体を乗せた船がメン=ネフェルのオシリスの神殿に到着するまでに完成させなければならない。
システムはワーカープレイスメントとリソース管理、目的達成という、直接攻撃のないユーロスタイル。ゲームは4つの季節にわたってプレイされ、各季節に労働者を袋から引いて、さまざまなアクションに従事させる。スフィンクスやオベリスクや塔門など、王の威光を高める適切な建築物を河畔の適切な箇所に建造する。建造物を作れば作るほど資源の生産は少なくなり、将来の建造物も少なくなる。最後の季節が終わるまでに、十分な資源か、建造する土地を確保しておかなければならない。
手番中にはアクションを1つ実行するだけなので待ち時間も短く、的確なタイミングに重点を置いた戦略性の高い作品。先のファラオを讃える偉業を成し遂げて、次のファラオとなるのは誰か。

タワー・オブ・マッドネス(Tower of Madness)
ゲームデザイン・C.コヴァート、出版社・スマーク&ダガー(アメリカ)、3~5人用、14歳以上、30~45分、9000円(税別)。
クトゥルフ神話がテーマの豪華なギミックを使ったパーティーゲーム。語るもおぞましい恐怖を、理性を失うことなく探索し、世界が終末を迎える前に、異界へと通じる超常的な”門”を見つけ出し、封印して人類を救おう。
4色の理性(マーブル)が詰め込まれた30cmの高さの立体の時計塔が付属。その4面からは、この世ならざる者の触手が無数に(30本)生えており、ダイスを振って探索に失敗したら触手をタワーから抜かなくてはならない。その結果落ちてきたマーブルが、キャラクターの被る探索失敗の結果となる。マーブルによっては探索の値に追加して呪文や知識を得ることができるが、狂気に陥ることも。しかも唯一の破滅のマーブルが落ちてしまったら、大いなるクトゥルフは目覚め、人類は終末を迎えてしまう。