『桃太郎電鉄』は、プレイヤーが鉄道会社の社長となり、サイコロを振って目的地を目指しながら日本全国の物件を購入し、利益や資産を競い合う大人気のゲームシリーズ。1988年に第1作目がファミコン版で登場して以来、現在まで累計販売本数1200万本を超えており、来年には25周年を迎える。
シリーズの生みの親であるさくまあきら氏が「子どもから大人まで誰でも気軽に楽しめるボードゲーム」をめざし、アナログ化が実現した。ボードは「日本編」と「世界編」の両面になっており、難易度も貧乏神の有無などによって3段階が選べる。「もう『桃鉄』の新作は作らない」と宣言していたさくまあきら氏だったが、「ボードゲームは、『桃鉄』の原点」と制作総指揮を務めた。
目的地の選択やイベント発生はカードで再現。人気キャラクター「キングボンビー」や「スリの銀次」なども登場。目的地から一番遠かった人に取り付く「貧乏神」は、コマにセットする仕組み。また普通・急行・特急によってサイコロを振る数が異なる仕掛けは「トレイン・ルーレット」を採用。金額の決定、年月の経過も同時に表すことができ、プレイアビリティーを下げない工夫がなされている。
・タカラトミーアーツ:桃太郎電鉄ボードゲーム 大どんでん返しの巻