ひつじがいっぴき(Ein Schaf)

目が覚めるカウントアップ
昨日紹介した『街コロ』と並んで発表されたグランディングの新作。こちらはかわいいイラストの子供向けカードゲームだというが、なかなかどうして、大人が遊べば考えどころがある。
ひつじがいっぴき
手札のカードには羊が1〜4匹描かれている。お父さん、お母さん、お姉さん、弟のようだ。無性に可愛いイラストを手がけているのは、ポケモンやカルドセプトのキャラクターを手がけた原田みどり氏である。ゲームとは直接関係ないが、3つのストーリーに沿って描かれており、ゲームが終わってから並べてみるのも楽しい。
最初の人は「ひつじがいっぴき」といって、羊が1匹だけ書かれたカードを出す。次の人は「ひつじがにひき」といって、羊が2匹描かれたカードを出す。次の次の人は「ひつじがさんびき」といって…これを繰り返して手札をなくしたら上がり。
「ひつじがななひき」といって2匹+2匹+3匹というように何枚でも組み合わせて出すことができる。このため一気になくせるチャンスもあるが、どう組み合わせても出せないときは山札から1枚引かなければならない。何匹で自分の番が回ってくるか予想できるので、上がる気満々でいたら前の人がパスして出せなくなったり、その逆に出せないつもりでいたのが出せたり。
先が読めるので、大人ならば、順調に次の手番が回ってきたときに出せるかどうかを考えて出すカードを選ぶことも可能。もちろん、パスもあるのでうまくいくとは限らないが、狙い通りに上がれたときは気持ちいい。
1匹のカードはリセットに使うことができる。何匹のときでも1匹に戻ってやりなおし。リセットするか、ほかのカードに足して出すかというちょっとした選択がある。
上がると、お宝カードをもらえる。カードにはお宝が1〜3個描いてあり、5個以上手に入れれば勝ち。5個ちょうどでないと上がれない(6個以上になるときは返さなければならない)というバリアントがあり、より長く楽しめるだろう。
4人プレイ・バリアント入りで30分ほど。1ラウンドは2〜3分だが、均等に上がるので10ラウンド以上になった。全員お宝4個でリーチとなり、あと1個がなかなか引けない中、私が引いて勝利。意外に長引いたが、テンポがよくて、慣れるとさらにテンポが上がるので軽快に楽しめた。
ひつじがいっぴき
菅沼正夫/原田みどり(イラスト)/グランディング(2012年)
2〜5人用/5歳以上/5分
グランディング:ひつじがいっぴき

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