用事があっていつもより遅めに参加。お店は12時から開いているが、人が集まり始めるのが13時頃からで、あとは10~15分に1人くらいの割合でどんどん増えていく。ばらばらに集まるので短時間のゲームが中心だったが、このごろはたくさん卓が立つので長時間ゲームも遊ばれるようになった。平均すると45分くらいの中規模ゲームを回すことが多いだろうか。好みに応じて新旧さまざまなゲームを遊ぶことができる。
交易王(Handelsfürsten / R.クニツィア / ペガサスシュピーレ, 2007)
ゲーム概要はこちら。30分程度という短時間でクニツィアのジレンマが味わえるゲームはそうたくさんない。メンバーを変えてその面白さが本物かを確かめるべく、水曜日の会に持ち込んだ。
品物の選択で盛り上がる。今回は面白いことに、全員同じ品物を積み込むという場面が発生。これでは誰も決算を起こせないが、乗り遅れまいと睨み合っているうちにそうなってしまったのだ。
今回も早めに引き札+1枚のカードを最初に購入した私とbrueroseさんが先行。このカードは強力に見えるが、たくさん引いたからといっていいカードが来なければあまり役に立たない。そのせいで中盤には収入が伸び悩んだ。それでも投資を控え、船を増やしたよたろーさんたちの猛追をかわしてぎりぎりで勝利。カードの値段が絶妙である。あの品物を積もう、この品物を積もうと談合しているようなふりをして、それがほかの人への牽制になるところが面白い。
恐怖の光(Schrecklicht / G.ブルクハルト / コスモス, 2006)
3種類の課題カードの配点を変えながら、同時にその課題を達成するカードゲーム。こんな変態カードゲームを作るのはブルクハルトをおいてほかにいない。若干の原語依存があるせいか国内未紹介だが、ブルクハルトのファンにはぜひ遊んでもらいたい。
各ラウンドのはじめに公開される3種類の課題カード。出したカードの数字の合計が最大とか、かぼちゃ頭のマークが最小とか、奇数の枚数が最多とか、いろいろなものがある。これを満たすように自分の前にカードを並べていくわけだ。
カードは3色あって、1枚出すたびにその色のコマを進める。この進み方が課題の配点になっている。ラウンド終了時に一番進んでいた色の課題は1位が5点、2位が3点、3位が1点。二番目に進んでいる色の課題は1位が3点、2位が1点、三番目は1位が1点のみ。つまり自分が一番有利そうな課題の色が一番進むようにカードを調整しなくてはならない。1枚のカードが課題の達成と、課題の配点の両方に関わるのだ。悩むぞ~。
さらに面白いところは、何とほかの人の前に出してもよいこと。そして1枚はつぶせること。手札がよくなくても、どんどん相手の前に出して課題を達成しにくくすればチャンスも回ってくるだろう。相手の重要なカードをうまくつぶせれば、得点は自分に回ってくるかもしれない。
4ラウンドで得点の一番大きい人が勝ち。よたろーさんが調子よく課題を達成して1位となった。私は序盤調子よかったが、みんながコツをつかみはじめた中盤から冴えない打ち方が祟ってブービー。どのカードをどこに出したら何が起こるのか、初プレイでは分かりにくいがだんだん飲み込めてくるとアヤが幾重にも重なり合っていて面白い。