自宅ゲーム会 04/12/23
帰国した翌日、娘が昼寝した隙に家で2人用ゲームを妻と軽く遊ぶ。ちょっと騒がしくしたので娘は起きてしまった。
テニスマスターズ(Tennis Masters / R.Rotgers & Oliver Bolten / Goldsieber,2000)
リアルなテニスの醍醐味が…?
90年代後半のドイツゲーム界を牽引したゴルトジーバー。2000年ごろから名実共に凋落気味で2002年にノリスに買収されてしまいました。そんな転機となったのがこのゲームかもしれません。2000年のニュルンベルグでゴルトジーバーは大箱アクションゲームを2つ発売しました。ひとつがゴルフマスターズ、もうひとつがこれです。
広いボードの上で、本当に球をうちあいます。どういう仕組みで球を飛ばすかは下記の動画をご覧下さい。ものすごい勢いで飛びますが、ボールにフワフワの羽根がついていて距離は飛びません。コマを斜めに倒して角度をつけ、ネットを越えるようにします。相手のコートにうまく入ったら、ボールの着地点を見ます。プレイヤーが追いつけるエリアに入ればそこから打ち返せますが、その外に落ちればポイント。プレイヤーが追いつけるエリアは半透明のボードの下に敷かれていて、試合中変動していきます。相手から遠いところにポトリ。
あとは通常のテニスのルールです。一番難しいのはショットで、最初は5センチしか飛ばなかったり、ネットにひっかかったり。でもそれが上達してうまく相手のコートに入るようになれば楽しいかというと、どうも淡々としているような気がしました。つくづく、スポーツゲームをボードゲーム化する難しさを感じます。
ジュモク(JeuMok / Y.Kotani / Gakken, 2003)
アルゴに続いて学研が発売した教育ゲーム。「頭のよくなる積み木」という売り文句がついています。本屋で購入しました。
いくつかのゲームが遊べますが、基本は写真のような盤で1人が縦向き、もう1人が横向きに積み木を置き、先に置けなくなった方が負けというゲーム。相手の置けるパターンをうまくつぶしていくのがポイントになります。飽きてしまったら、予め積み木を置けないマスを作るバリアントも。
このほか積み木を交互に積んで高さ10にした人が勝ちというゲームと、積み木を交互に取っていってちょうどなくしたほうが勝ちというゲームが遊べますが、必勝パターンが見つかりやすいので対象年齢は低めといえるでしょう。
対象年齢3才以上となっており、おそらく遊べるのは8才ぐらいまでではないかと思います。よくも悪くも学研らしい教材に仕上がっていて、大人が楽しむのは無理があります。つくづく、子どもも大人も楽しめるゲームを作る難しさを感じます。