日本人5人で飲んだ後、自宅に招いて3時間ほど遊ぶ。
ジャンピングモンキー|アップルトゥアップル
ジャンピングモンキー(Jumping Monkey / Unknown / New Age Novelties, 2003)
はじめに場代としてバナナを出します。これを勝った人が総取り。バナナを目指して頑張りましょう。おサルさんをジャンプ台に乗せたら、一斉にスタート。どんどんおサルさんを木に向かって飛ばしていきます。
うまくいくと、おサルさんは木の枝に引っかかってくれます。手持ちのおサルさんを全部、木の枝に引っ掛けた人が勝ち。バナナをもらって次のラウンドとなります。
ジャンプ台の力が意外に強く、はじめは木を飛び越えて飛んでいったり、手前で落ちたり。一度木の枝に引っかかったおサルさんでも、後から飛んできたおサルさんにぶつかって木から落ちることも。「サルも木から落ちる」です。ジャンプ台の手加減が分かってくると、ほかの人のおサルさんを狙って飛ばせるようになります。
1ゲーム3分。「えいっ!」「あー落ちたー」「リーチ!」「よし、行けっ」……大の大人が大真面目に遊んでいる姿は何ともばかばかしくて笑えます。でも、何ゲームか遊ぶうちにだんだんコントロールがついてきて、レベルが上がっていくのが分かりました。真剣に遊べるアクションゲームです。400円ぐらい。
アップルトゥアップル(Apples to Apples / M.Kirby & M-A. Osterhaus /Bivery, 2003)
このゲームの面白みは、各人の好みがだんだん分かってくることです。常識派、詩人派、好色派、子ども派…。そういった趣向を読みながら、かつちょっと気の利いた組み合わせを提示します。いくら常識派でも凡庸では選ばれませんし、詩人派でもあまりにかけ離れていては駄目です。
さらに今回の発見として選ぶ側で、誰が出したカードかを予想するという局面がありました。あと1枚で上がるという人のカードを選びたくない、そんなとき、これまでその人は自分にどういう系統のカードを出してきたかを思い出しながら、それを外そうとします。その裏をかいて…というように、無駄に戦略的にすることもできるでしょう。
たいへん好評で3ゲーム。今日の傑作は「柔らかいスキンヘッド」。アメリカのゲームだということは分かっていても、アメリカ人名は使いづらいという意見が出ました。ブランクカードを多用しつつ、「ジェームス・ディーン」とか「マドンナ」などは日本の俳優・歌手に置き換えてもよいでしょう。そういうカスタマイズができるのも、このゲームの特色です。ミッションあうらスペースにローカライズされたネタ(エクセル、lzhファイル)があります。
ピクショナリー(Pictionary / Unknown / Mattel, 2002)
絵の上手下手は本当に関係がないということが分かります。特に同時プレイ(同じお題で先に当てたもの勝ち)では、いかに特徴に特化してすばやく描きあげられるかがポイントです。「ポニーテール」「ヒゲ」などは3秒勝負でした。一方苦戦したのは「息切れ」「合意」など。どう表現すればいいのやら……。
英語版では、意味の分からない単語や、日本語では一語・一節になっていない概念があり、ちょっとプレイアビリティーが下がりますが、それを差し引いても十分楽しめました。
ルーピン・ルーエ(Loopin’ Louie / Unknown / Mattel, 1997)
中央にはモーターが入っていて、スイッチを入れるとブーン…と飛行機が回り始めます。飛行機は低空飛行していて、ニワトリ小屋に来るとニワトリチップを襲います。細工が上手いことできているのですが、飛行機の足がニワトリチップにぶつかるようになっていて、ぶつかるとニワトリチップの角度が変わり、穴から下に落ちるようになっています。3枚落ちるとアウト。
そこでニワトリ小屋の手前で飛行機をはじき、襲撃を回避しなければなりません。このはじき方がゲームの面白さです。絶妙なタイミングと力加減ではじくと、飛行機は思わぬ方向に飛び上がります。その勢いでバウンドして、うまくいけば他の人のニワトリ小屋にダイレクトに落下。守備できません。
こうして飛行機の意外な動きに一喜一憂しつつ、ニワトリが最後まで生き残った人が勝ちです。
これだけのゲームですが、はじき方に経験の差が出てくるのが面白いところです。はじく台を縦にすると難易度が変わるという細かい工夫もGood。こういう類のアクションゲームも、ゲームオリンピックの種目になったら面白いでしょうね。