Posted in 日本語版リリース

チェコの銀山都市開発『クトナー・ホラ:銀の町』日本語版、6月上旬発売

ホビージャパンは6月上旬、『クトナー・ホラ:銀の町(Kutná Hora: The City of Silver)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:O.ビストロン&P.サスラヴァ&P.ジャロシュ、イラスト:R.ベドナル他、2~4人用、13歳以上、プレイヤー人数×30分、9350円(税込)。

チェコの歴史的な銀山都市の歴史をテーマにした経済発展と都市開発のボードゲームで、チェコゲームズ出版(チェコ)が昨秋発売した。中世、裕福な一族の長たちが、さまざまなギルドに影響力を与え、富を使って鉱山を拡大し、クトナー・ホラの町を建設する。

手番には2種類のアクションが記されたカードを1枚プレイしていずれのアクションを行い、鉱山の採掘、都市区画の購入、建設許可の獲得、ギルド建物の建設、生産と収入、聖バーバラ大聖堂の建設などを行う。建物や鉱山で生産力が上がれば価格は下がる一方、人口が増えれば価格は上がる。

ギルドの能力は非対称となっており、ボード上に鉱山を拡張し、インフラを建設することで他プレイヤーに影響を与える。ゲーム中の経済状況が変化する中で、町の発展に寄与するには、個人目標の追求だけでなく、時には他のプレイヤーと歩調を合わせることも必要。価格変動に戦略的に適応し、チャンスを逃さないよう虎視眈々と狙わなければならない。

内容物:両面仕様クトナー・ホラボード、市役所ボード、ラウンドトラック、2層式プレイヤーボード 4枚、カードスタンド 2台、聖バルボラタイル 11枚、ペリカントークン 18枚、貴族トークン 12枚、建物タイル 36枚、鉱山タイル 27枚、採掘技術タイル 4枚、コイン 53枚、カード 95枚、ラウンドマーカー 1個、税金マーカー 1個、家駒 48個、鉱夫駒 36個、区画マーカー 12個、生産力マーカー 24個、名声マーカー 4個、得点マーカー 4個、ルールブック、プレイヤーエイド 4枚、ほか

Kutna Horaj2
(写真は英語版)

Posted in ゲーム賞

ゴールデンギーク賞2023に『ヘゲモニー』『アース』『サンダーロード』

世界最大のボードゲームサイト「ボードゲームギーク(Boardgamegeek)」は15日、ユーザー投票によるベストゲーム「ゴールデンギーク賞(Golden Geek Awards)」を発表した。大賞にはヘビー級で『ヘゲモニー』、ミドル級で『アース』、ライト級で『サンダーロード:ヴェンデッタ』が選ばれた。

ゴールデンギーク賞は2006年から始まり今年で18回目。英語圏を中心とするボードゲームギークのユーザー層を反映して、大賞はゲーマーズゲームが選ばれる傾向にあったが、一昨年から大賞をライト・ミドル・ヘビーに3分割した。昨年の受賞作はそれぞれ『カーネギー』『ヒート』『キャットインザボックス』。

ヘビー級の『ヘゲモニー』は架空の国家で労働者・中産階級・資本家・政府となって利益を追求する非対称ゲーム。イノベーティブ部門・テーマチック部門でも選ばれており、昨年の日本版The One Hundredでも上位に入っているが日本語版は未発売(Engamesから発売予定)。ミドル級の『アース』はカードを並べて動植物の生態系を作るゲームで、日本語版はリゴレから。ライト級の『サンダーロード:ヴェンデッタ』は1986年に発売された破茶滅茶レースゲームのリメイク作品。

その他の部門賞は以下の通り。2人ゲーム・協力ゲーム部門賞の『スカイチーム』はすごろくやから、パーティーゲーム部門の『ザッツノットアハット』はブリオジャパンから日本語版が発売予定となっている。

【ゴールデンギーク賞2023】
2人ゲーム:スカイチーム(Sky Team)
次点:スターウォーズ:デッキビルドゲーム(Star Wars: The Deckbuilding Game)、アンドーテッド・バトル・オブ・ブリテン(Undaunted: Battle of Britain)

アートワーク&プレゼンテーション:ブルゴーニュの城特別版(The Castles of Burgundy: Special Edition)
次点:アース(Earth)、ヴォイドフォール(Voidfall)

協力ゲーム:スカイチーム(Sky Team)
次点:アースボーン・レンジャーズ(Earthborne Rangers)、スリーピング・ゴッズ:遠くの空(Sleeping Gods: Distant Skies)

拡張:アーク・ノヴァ:マリンワールド(Ark Nova: Marine Worlds)
次点:アルナックの失われし遺跡:消えた調査隊(Lost Ruins of Arnak: The Missing Expedition)、カスカディア:ランドマーク(Cascadia: Landmarks)

イノベーティブ:ヘゲモニー(Hegemony: Lead Your Class to Victory)
次点:スカイチーム(Sky Team)、アースボーン・レンジャーズ(Earthborne Rangers)

ライト級大賞:サンダーロード:ヴェンデッタ(Thunder Road: Vendetta)
次点:クナール(Knarr)、ロングショット:ファラウェイ(Faraway)

ミドル級大賞:アース(Earth)
ノミネート:ブルゴーニュの城特別版(The Castles of Burgundy: Special Edition)、ホワイトキャッスル/白鷺城(The White Castle)

ヘビー級大賞:ヘゲモニー(Hegemony: Lead Your Class to Victory)
次点:デューン砂の惑星:反乱(Dune: Imperium – Uprising)、ダーウィンズ・ジャーニー(Darwin’s Journey)

パーティゲーム:ザッツノットアハット(That’s Not a Hat)
次点:ディクシット:ディズニーエディション(Dixit: Disney Edition)、猫島(Nekojima)

プリント&プレイ:ウェイポイント(Waypoints)
次点:フリップタウン(Fliptown)、ナチュロポリス(Naturopolis)

ソロゲーム:レガシー・オブ・ユー(Legacy of Yu)
次点:アースボーン・レンジャーズ(Earthborne Rangers)、アース(Earth)

テーマチックゲーム:ヘゲモニー(Hegemony: Lead Your Class to Victory)
次点:スカイチーム(Sky Team)、デューン砂の惑星:勃興(Dune: Imperium – Uprising)

ウォーゲーム:アンドーテッド・バトル・オブ・ブリテン(Undaunted: Battle of Britain)
アプリ:アンマッチド(Unmatched: Digital Edition)

18th Annual Golden Geek Winners for 2023!