ウキヨエ(Ukiyo-E)
溜め込んでいたらラウンド終了
7人の絵師が登場するが、カード枚数は絵師によって異なり、枚数が多いほど得点が高い。5枚の手札から始め、手番には捨て札の一番上か山札から2枚引いた後、1枚捨てるか、同じ絵師のカードを公開して個展を開く。同じ絵師の個展を誰かが開いている場合、その枚数を上回らなければならない。上回られたものは捨て札になる。
一度公開したら、後から同じ絵師を引いても付け足せないため、どこまで貯めて出すかが悩ましい。早く出せば枚数が少なくて他プレイヤーに上回られるかもしれないし、いつまでも待っているとラウンドが終わってしまう。ラウンド終了は山札がなくなるか、6人目の絵師で個展が開かれた場合。次の手番は来るのかを考えてタイミングを図る。
ラウンド最後まで生き残れたとしても、得点になるのは絵師ごとに一番小さい数字のカード1枚だけ。枚数をかさ増しするために、得点の小さいカードを入れるべきかどうかも悩ましい。短時間でユーロらしいインタラクションとジレンマが堪能できる。
ウキヨエ
ゲームデザイン:M.シャハト+佐藤敏樹/アートワーク:TANSAN
さとーふぁみりあ(2025年)
2~4人用/10歳以上/20分
クイズの答えを合計21に『ブラインドジャック』日本語版、8月上旬発売
ブルーオレンジグループのゲームスタジオ「バンジョ」(フランス)が今年発売したカードゲーム。答えの数字の合計を「ブラックジャック」のようになるべく21に近づけるチーム対戦ゲームだ。
「カニの脚の数は何本?」「ピサの斜塔は何階建て?」「キリンの首の骨は何本?」「皆既日食、最長時間の記録は何分?」といった0~10の数字で答える問題が出される。チームメンバーで相談して、自分たちの合計に加えるのか、それともこれ以上問題を引かないかを決める。
両チームとも引かないことにした時点で答えを確認し、答えの合計がより21以下で21に最も近いチームが勝者となる。質問カードはさまざまなジャンルで200枚。12人までプレイでき、15分で遊べるパーティーゲームだ。
内容物:カードホルダー 1個、ルール 1枚、トークン 2個、カード 200枚
(写真はデモ用で、商品には含まれていない)