オークションとワーカープレイスメントの同時進行『キーフラワー』日本語版、11月24日発売
R&Dゲームズ(イギリス)による「キーシリーズ」として2012年に発売された作品で、スカウトアクション1位、ポルトガル年間ゲーム大賞、ドイツゲーム賞8位となり、10年経った今もBGGなどで高く評価されている作品が日本語版になる。土地タイルを競り落として、自分の村を豊かに発展させるゲーム。
毎ラウンド、新しい土地タイルが登場し、手持ちの労働者コマをビッドすると同時に、村の土地タイル(誰のものでもよい)に労働者コマを置いて効果を発動する。オークションとワーカープレイスメントが同時進行で行われるところがこのゲームの特徴となっている。
労働者コマの色はプレイヤー固有ではなく、オークションもワーカープレイスメントも最初に置かれた色で置かなければならない。ラウンドが進むにつれてタイルが増える中、限られた労働者をどこを優先して振り分けていく。
土地タイルでは、黄金、鉄、石材、木材という4種類の資源を産出し、資源を別のタイルまで運び、鉄床、つるはし、のこぎりという3種類の技術タイルを産出し、労働者を増やし、これらを得点化する。資源などを支払うと土地タイルを裏返してグレードアップすることも可能。
春夏秋冬の4ラウンドで一番得点の高いプレイヤーが勝者。最終ラウンドに出てくるタイルを見据えて、他のプレイヤーとの競合を避けて得点への道筋を考えよう。
内容物:選択順タイル:4枚、船タイル:6枚、ホームタイル:6枚、村タイル:48枚、技能タイル:48枚、資源カウンター:120個、ワーカー:140個、第1プレイヤーマーカー:1個、ついたて:6セット、黒い布袋:1袋、ルール説明書:1冊、プラスチック製チャック付き袋:12枚
(写真は英語版)
探索と鋳造のタイル配置ゲーム『オリハルコン』日本語版、11月17日発売
キャッチアップゲームズ(フランス)から今秋発売される中量級の新作。ゲームデザインはカタラ(『キングドミノ』『ファイブ・トライブズ』)とグーピーで、このコンビでは『クィーンズ』がある。島を探索して資源を活用し、モンスターを退治するギリシャ神話を題材にしたタイル配置ゲーム。
手番には中央ボードに並んだカードの中から1枚を選び、そのカードのあるタイルを獲得し、指示されたアクションを行う。タイルはプレイヤーボードに配置し、アクションで資源産出や神殿建設を行う。火山を配置するとモンスターが出現し、ダイスを使って退治していく。建設した神殿、彫像したオリハルコン、地形連続で得られたタイタンが得点になり、5ポイント先取で勝者となる。
ゲーマーズゲームの内容を45分に凝縮し、中量級ながら濃厚なプレイ感が得られる作品だ。