木駒でリニューアル『ボツワナ』日本語版、12月26日発売
クニツィアの名作『フリンケピンケ』を動物テーマにした作品で、グリフォンゲームズ版(アメリカ)を同社が日本語版にして発売して以来、10年ぶりの改版となる。アートワークをオリジナルなものに一新し、得点ボードを追加。プラスチック製だった動物コマが木駒に変わったが、価格を1000円近く下げた。
手札からカードを出して好きな動物を取っていき、いずれかの動物にカードが6枚置かれたら終了。その時点でそれぞれの動物の一番最後に置かれたカードがその動物の価値となり、手持ちの動物の価値の合計で勝敗を競う。手軽にクニツィアジレンマが楽しめる作品だ。
内容物:動物コマ 25個、動物カード 30枚、プレイヤーコマ 10個、ツアーコマ 2個、説明書/得点ボード 1枚、早見表 5枚
ピッツァ・ラバッツァ(Piazza Rabazza)
ゼンマイ式の振り子で街全体が揺れる中、指定されたお客様にピザを配達するゲーム。こだわりのコンポーネントに定評のあるツォッホ社(ドイツ)の製品で、フイゴを使う『海賊ブラック』のホフマンと、ビー玉を使う『魔法の山』のシュリーマンという、ギミック系に強いデザイナーコンビが制作した。
配達するお客様は4つの区画にそれぞれ1人ずついる。場所を確認し、ライダーにピザをのせ、ゼンマイを巻いたらスタート。ゼンマイが切れるまでに、指定されたお客様にピザを届けられたら、そのタイルを捨てることができる。手持ちのタイルを全部なくしたら勝利。
ピザは金属製で、街の壁には磁石が埋め込まれており、お客様のところまで来たらライダーを壁にぶつけると勢いでピザがお客様にくっつくようになっている。壁の振動ですぐくっつくこともあれば、ライダーの向きが違うと手こずることも。
特に入口付近では、壁の振動で他のお客様にピザが行ってしまうことがある。その場合は、そのお客様タイルをもっているプレイヤーがタイルを捨てられる。この誤配達によって逆転劇も生まれる。
ゼンマイが切れるまでの時間は短く、4人中3人届けられれば御の字。遠くの区画は時間がかかるので、終盤に向けてどの区画のお客様を残していくかも考えたほうが良さそうだ。お客様が1人になったら、ピザも1枚だけ。上がれそうで上がれないのがもどかしい。
Piazza Rabazza
ゲームデザイン:G.ホフマン&J.P.シュリーマン
イラスト:D.ローハウゼン
2~4人用、6歳以上、30分