ネコブラフゲーム『スイート&スパイシー』日本語版、3月10日発売
ドイツ年間ゲーム大賞で推薦リスト入りしたブラフゲームの続編として昨年、ハイデルベアゲームズ(ドイツ)から発売された。対象年齢を下げ、かわいらしいイラストになってより広く遊びやすくなっている。
『スパイシー』と同様、スパイス(コショウ、唐辛子、レモン)と数字(1~10)を言いながらカードを伏せて出す。前の人と同じスパイス・大きい数字(10になったら1~3に戻る)を言わなければならない。
言ったことが嘘だと思ったら次のプレイヤーはチャレンジすることができるが、スパイスか数字のどちらでチャレンジするか宣言しなければならず、宣言しなかったほうがウソでもチャレンジ成功にはならない。確率2分の1で成功するブラフは、出す方も当てる方もスリルを楽しめる。
チャレンジ成功・失敗すればそれまで出ていたカードが勝利点になり、相手は2枚カードを引かなければならない。手札を先になくした人は10勝利点で勝敗を競う。
新たに最初から手札に1枚持ち、どのカードにも「スイート」と言って出せる「スーパージョーカー」が加わる。このカードはチャレンジできないがこのカードでは上がれず、最後まで持っていると失点が大きいため、どこで使うかの駆け引きがある。
都道府県ボードゲームカフェランキング
ポッドキャスト「おしゃべりサニバ~ボードゲーム大作戦改~」第351回「データで見る!日本ボードゲーム事情!!の巻!!」(リンク)で、シャーク氏が「都道府県別人口10万人あたりボードゲームカフェ数」という興味深い統計を発表した。ボドゲーマの「全国のボードゲームカフェ/店舗」(リンク)に基づいて計算したものだが、ご自身の都道府県で見ていただければ分かる通り、TCGショップ・宿泊施設・カラオケルーム・単発イベントなど、ボードゲームカフェの範疇に収まらないところも登録されており、正確さに欠ける。
当サイトではボードゲームカフェバーリンク集とボードゲームプレイスペースリンク集を作り、開店・閉店情報が入り次第定期的に更新している。分類が難しい店舗もあるが、2023年2月現在で登録されているボードゲームカフェ252軒、ボードゲームバー64軒、ボードゲームプレイスペース151軒に限って都道府県別人口10万人あたり軒数を集計した。結果は以下の通り(カッコ内は10万人あたり軒数/実軒数)。全国平均は0.37軒/10万人で、30万人エリアに1軒ぐらいずつある計算だ。
1位は実軒数でもトップ(101軒)の東京。実軒数2位(57軒)の大阪を抜いて、実軒数7位(18軒)の京都が2位、17位(6軒)の富山が6位に入った。和歌山、島根、沖縄、高知、愛媛が10位以内となっている。人口1350万人の東京では1軒増えただけでは0.01ポイントほどしか上昇しないが、人口100万人の富山では0.1ポイント上昇する。人口の少ない県ほど、1軒の差がランキングを左右している。軒数ゼロの佐賀に期待。
この結果をTwitterで発表したところ、上位となった人口が少ない県からは喜びの声が上がっている。
(2022年3月更新:富山に重複集計があったため修正しました)