落ちもの棚パズル『マイシェルフィー』日本語版、2月25日発売
オリジナルは2022年、クラニオ・クリエイションズ(イタリア)から発売された作品。本棚に本、ボードゲーム、写真など、お気に入りのアイテムをディスプレイする縦置きパズルゲーム。パズル系が得意なウォーカー=ハーディングと、オールラウンドなダンスタンというオーストラリア人コンビがデザインした。
手番には、場から1~3枚のアイテムタイルを取って自分の棚の5列のいずれかにさし込み、特定のマスに指定されたアイテムが置かれる個人目標と、指定されたパターンを早い者勝ちで作る共通目標、同じ種類のアイテムが隣接する大きなグループの作成を目指す。
棚は立体コンポーネントになっており、上からタイルを落とし、最下段から収めていくところがポイント。他のプレイヤーが狙っているタイルを封じつつ、ベストなタイル選択をしよう。立体コンポーネントの棚に美しいイラストのアイテムが収まっていく美しさも目を引く。
住民を集めて覇権を握ろう『ダイスキング:ヘゲモニー』日本語版、3月17日発売
『ダイスキング』(2017年)のボードゲーム版としてハバ(ドイツ)が2021年に発売した作品。ダイスで住民を集め、その能力でヘックスマップで陣取りをする。
場にはオークやエルフ、妖精といったさまざまな住民カードが5枚並べられ、ダイスを6個振って指示された条件を満たした住民カードを雇うことができる。振り直しは2回まで。
住民カードの多くは要塞タイルを引いて、対応する地形に自分のマーカーを置いていくが、種族によってさまざまな能力が付いており、他のプレイヤーの土地を奪うこともできる。さらに住民カードでサイコロマークの色と出目が同じペアができると追加のダイスとなり、より強力な住民が雇えるだろう。
要塞タイルがなくなったらゲーム終了で、つながっている最大の土地が1マス3点、それ以外が1マス1点となる。これにドラゴンの炎や宝石のボーナスを加えて、合計点数を競う。
ダイスロールのスリルはそのままに、要所を巡る陣取りの駆け引きやドラマが加わって総合的に楽しめる作品となっている。
内容物:ゲームボード 2枚1組、要塞タイル 30枚、住民カード 60枚、早見表カード 4枚、白い宝石 18個、黄色い宝石 6個、要塞マーカー64個(4色、各色16個)、サイコロ 6個、ドラゴンの炎 15個、説明書(日/英)