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ダイスを揃えてカクテル作り『ピニャ・コラーダイス』日本語版、10月下旬発売

Pina Coladicejホビージャパンは10月下旬、『ピニャ・コラーダイス(Piña Coladice)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:Y.ドゥポン、イラスト:クロコタム、2~4人用、8歳以上、10分、3080円(税込)。

イエロ(フランス)の新作ダイスゲームで、カクテルを作ってお客様に提供する。パイナップルジュースを少々、ココナッツミルクを一滴、レモンの皮をちょっぴり、氷を加えてシェイク! ダイスを振って(シェイクして)最高のカクテルを作ろう。

手番にはダイス5個を3回まで振り、4×4枚に並んだコースターのセットを完成させるとカクテルトークンを配置できる。各コースターはカクテルトークンを置ける数に限りがあるので、揃えやすいコースターを先に取るか、高得点のコースターを狙うかで戦略性がある。

コースターの得点に、縦横斜めの隣接ボーナスを加えて20ポイントを獲得すると勝利。ただし縦横斜め1列にカクテルトークンを配置できると「ピニャ・コラーダイス」カクテルを完成させたことになり、即勝利となる。短時間で手軽に楽しめる、おしゃれなアートワークのダイスゲーム。

内容物:6面ダイス 5個、木製のカクテル・トークン 28個、ゲーム・コースター 30枚、ルールブック 1冊

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ポルトガル年間ゲーム大賞2024に『ニュークレウム』

ポルトガルのボードゲームサイト「シュピール・ポルトガル」は9日、2024年のポルトガル年間ゲーム大賞(Jogo do Ano)を発表した。5タイトルの最終候補から、審査委員会の投票によって『ニュークレウム(Nucleum)』が選ばれた。

ポルトガル年間ゲーム大賞は2006年からスタートし、18回目を迎える。サイトのメンバーが10タイトルの新作を挙げ、その中から最終候補を5タイトルに絞って投票にかけられる。コンポーネント、テーマ、システム、繰り返しプレイする価値、インタラクション、総合的な楽しさの6項目で審査され、ベストゲームが決まる仕組み。近年の受賞作は『ルート』『バラージ』『インペリアル・ストラグル』『インペリアル・スチーム』『カーネギー』と本格的なゲーマーズゲームが並ぶ。

『ニュークレウム』はパラレルワールドでの原子力発電による産業革命をテーマにした経済ゲーム。アクションタイルを配置してネットワークを構築し、プレイヤーごとに異なる技術をアンロックしつつ、都市建物・タービン・ウラン鉱山を建設し、燃料を輸送して発電し送電する。昨年の『カーネギー』と同様、国際ゲーマーズ賞でも大賞を受賞した。日本語版はテンデイズゲームズから発売されている。

受賞したデザイナーのルチアーニは「過去受賞作を見たところ、トップレベルのゲームが数多く入っており本当に感銘を受けました。『バラージ』に続き2度目の受賞となり大変光栄です」とコメントし、トルツィは「私たちは、このゲームがテーブルを囲む全員にさらに何時間もの喜びをもたらすことを願っており、ボード&ダイス社と私たちはこのゲームの素晴らしい可能性を継続し、みなさんの脳に穏やかな放射性の火をつける新しい方法を見つけることを計画しています」とコメントしている。

ノミネート4タイトルのうち、3タイトルで日本語版が発売されている。

【ポルトガル年間ゲーム大賞2024】
大賞:ニュークレウム(Nucleum / S.ルチアーニ&D.トゥルツィ / ボード&ダイス)
ノミネート:エヴァキュエーション、ヘゲモニー、南チグリスの学者、ホースレス・キャリッジ