日本版The One Hundred 2014 、『アグリコラ』2連覇
今年の1位は『アグリコラ』で、昨年に引き続き2連覇を達成。上位5位はほぼ固定されているが、『ツォルキン:マヤ神聖暦』が順位を伸ばして5位に入った。また、新作では『宝石の煌き』が7位に入り、国産ではカナイ製作所の『ラブレター』が順位を上げて8位となっている。102タイトル中、新作は15タイトル(昨年15タイトル)、圏外からのランクインとあわせると約3割が入れ替わっている。日本語版ありは54(昨年50タイトル)。
このリストの楽しみ方として、「ゲーマー度」というものがある。リストの全102タイトルから、自分が所有しているゲーム数と、遊んだことのあるゲーム数を足し合わせるものだ(最高204ポイント)。日本人ゲーム愛好者に人気のあるゲームを遊んだことがあるかチェックしてみてはいかが。
1(01→):アグリコラ 71票 ●
2(04↑):カタンの開拓者たち 68票 ●
3(02↓):ドミニオン 66票 ●
4(03↓):プエルトリコ 62票 ●
5(06↑):ツォルキン 59票 ●
6(05↓):カルカソンヌ 54票 ●
7(新 ):宝石の煌き 52票 ●
8(09↑):パンデミック 48票 ●
8(10↑):ラブレター ■
10(13↑):テラミスティカ 45票 ●
10(20↑):バトルライン ●
10(20↑):モダンアート ●
『ピーパーカード』日本語版発売
オリジナルは麻雀牌のような形状で、2005年に発売された。日本でも流通し、中毒性の高い作品として知られているが、現在は本国の韓国でもほとんど流通しておらず、入手が困難な状況にある。
「まんまる」は東京・江戸川区の公民館で活動しているボードゲームサークル。メンバーが『ピーパー』大好きだったものの、ゲーム会に持ち込むには重くて不便だったことと、遊んでもらったときに「これどこで買えますか?」という問い合わせが多かったことから製品化に動いた。また単純なルールで家族で遊べ、あまりボードゲームに馴染みのない人でも楽しめるゲームだったことも、サークルのスタンスに照らし合わせて製作販売するに相応しいゲームと考えたという。
『ピーパー』は前の人よりも大きい数を出していき、いち早くなくすことを目指す。同じ数字があれば手番でなくても出すことができるというルールと、3枚、4枚揃っていれば、前の人の出しているカードを無視して出せるというルールによって、『大富豪(大貧民)』とは違ったプレイ感が楽しめる。今回のカードゲーム化にあたって、点数計算の方法の簡略化、カード失点のアイコン表示、スタートプレイヤー表示、図解を入れ分りやすさを重視した説明書、難解なチャレンジルールのオプション化など、遊びやすくするための改良が加えられている。
現在はテンデイズゲームズでのみ取り扱われているが、増版でき次第、ほかの専門店でも取り扱われる予定となっている。
・ボードゲームサークルまんまる
・テンデイズゲームズ:ピーパーカード