ゲームデザインコンテスト「第3回Board Game Japanカップ」開催
「Board Game Japan」は学習要素を含むボードゲームの開発やプラットフォームの構築を行う京都のNPO法人。日本のボードゲーム人口を増やし、日本発のボードゲームを世界に広めていくという目的でデザインコンテストを開催しており、第1回は歯科医がデザインした『歯の王様をまもるゲーム』、第2回は点字ブロックを使った『テントセン』が大賞に選ばれている。
一般対象の「クリエイター部門」と小中学生対象の「ジュニアクリエーター部門」の2部門でオリジナルのボードゲーム(数年以内ならば既発売品も可)を募集する。審査基準は「コンセプトやゲームシステムのオリジナリティ」「学びの要素や社会への波及効果」「ゲームとしての面白さ」で総合的に評価される。
審査員は江間有沙・東京大学准教授、加納圭・滋賀大学教授、堂野能伸・Board Game Japan代表理事の3名。大賞は各1作品程度で、賞品としてそれぞれAmazonギフトカード5万円分/3万円分、入賞各5作品以内にはAmazonギフトカード1万円分が贈られる。どちらもパッケージなどにロゴデータを入れることができる。
応募は写真(必須)、他任意で企画書、5分以内のプレイ動画、ルールブックなどを送る。詳しくは公式サイトへ。
移動プロットでクエスト挑戦『トレオス』日本語版、11月下旬発売
ルックアウトゲームズ(ドイツ)の秋の新作で、新人デザイナーのデビュー作となる。ファンタジー世界で幸運をもたらす魔法の薬を手に入れるため、クエストを達成して金貨を集める。
毎ラウンド、カード5枚を引いて手札とし、そのうち1枚は手番順の入札に、3枚は移動計画のプロットに使って、残り1枚は捨て札にするか山札の1番上に戻す。全員計画が終わったら、手番順に移動を1枚ずつ解決していく。移動の結果、訪れた場所でクエストを得たり、すでに獲得しているクエストを達成することで金貨が得られる。こうして先に金貨を20枚集めたプレイヤーの勝利。
移動はカードごとに移動力と移動方向または手段が記されており、効率よく使用しなければならない。またカードはゲーム中に追加される場合があり、デッキ構築の要素もある。また、キャラクターごとに能力が異なり、ゲームボードも組み合わせ式であるため、プレイヤーごと・ゲームごとに展開と決断が変わっていく。入札とプロットには早取りのインタラクションがあり、 駆け引きの面白い作品だ。
内容物:カード184枚、地域ボード4枚、金貨トラック 1枚、キャラクターボード4枚、酒場4枚、秘密の場所 9枚、カバータイル4枚、金貨マーカー4枚、武器マーカー16枚、陰謀マーカー12枚、手番順マーカー4枚、町駒8個、キャラクター駒4個、砦駒4個、追いはぎ駒5個、ルールブック1冊
(写真は英語版)