人口あたりBGGユーザー数ではシンガポールに続いてアジア2位の台湾。ゲームマーケットにも毎回多くの出展者があり、『ゲスクラブ』『ポンジスキーム』などを生み出している。その台湾で、清朝末期・日本統治時代から中華民国期に至るまで、100種類を超える伝統・ボードゲーム・カードゲームを600点を超えるフルカラー図版とともに紹介。著者は国立台北教育大学副教授で、台湾で初めてテーブルゲームの教育への応用を提唱した陳介宇氏と、その妻でボードゲーム愛好者の陳芝婷氏。
ボードゲームでは「不動産ゲーム」「終点ゲーム」「ウォーゲーム」「人生シミュレーション」「ギャンブルゲーム」「テレビゲーム改編」「野球ゲーム」、カードゲームでは「独自のメカニズムを持つもの」「Touringに類するルール」「Unoに類するルール」「比大小」「セットコレクション」という章立て。これまで日本ではほとんど知られてこなかった台湾アナログゲーム史を描き出す。