スペインのゲームデザイナーコンビが制作し、デヴィル社(スペイン)から昨年秋に発売された作品。ドイツ語版が今秋コスモス社から発売され、シュピール’21のスカウトアクションで3位に選ばれた。モスクワの大聖堂を建築する一員として皇帝の評価を競うリソースマネージメントゲーム。
手番には自分の担当する区画を選ぶか、資材を市場で集めるか、資材を支払って建設するかのいずれか。資材集めは中央ボードでロンデル式になっており、ダイスを選んでその目だけ進め、移動先にあるダイスの目だけ資材を受け取る(ダイスはその都度振り直す)。
資材が揃ったら選んでおいた区画を完成させ、収入や得点が入る。区画にはエリアマジョリティの要素もあるので、資材の都合と合わせて考えなければならない。さらに完成した区画にドアや窓などの装飾を加えることもできる。
資源の所有上限に加え、建築現場へ一度に運び込める資源数の制限もあり、効率的に運用しなければならない。市場の動向やライバルの建築状況に臨機応変に対応する戦術と、先々を見据えた長期的な戦略の両方が計画性が求められる。
内容物:得点マーカー 4個、木材 20個、レンガ 20個、石材 20個、金 15個、緑の宝石 10個、紫の宝石 10個、市場ボード 1枚、個人ボード 4枚、資材タイル 8枚、工房タイル 28枚、装飾品 16枚、コイン(ルーブル) 40枚、カード 66枚、サイコロ 5個
『赤の大聖堂(The Red Cathedral)』(デヴィル+すごろくや, 2020-21)ダイスロンデルで資材を集めて塔を建設し最後はマジョリティ争い。ダイスに自分でボーナスを付けれるのが楽しい。ダイス選択は迷うが、建設は早いのでメリハリよくゲームが進む。3人で90分 pic.twitter.com/Trgcy0iOfZ
— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) December 14, 2021