ランダムにめくられる怪しい証拠品から、お互いを追求して最もそれっぽい人をでっち上げるコミュニケーションゲーム。コミュニケーションゲーム『知ったか映画研究家』とマーダーミステリーゲーム『何度だって青い月に火を灯した』をデザインした黒田尚吾氏が、ミステリーとコミュニケーションを融合させた。
「犯人はこの中にいる!……気がする」
ある洋館でパーティーが開かれた。しかしその翌日、凄惨な殺人事件が起こってしまった。しかしその場にいた全員は、妄想力と言い訳だけが達者で、推理能力はゼロ。もちろん犯人が誰かわからないが、次々と見つかる証拠品と被害者の状況をこじつけて、最も怪しい人物を決める。
最初に今回の事件と被害者が明らかになり、各プレイヤーにはキャラクターと性格が割り当てられる。証拠品カードを自分の前に裏にしておく。交替で証拠品カードを1枚めくって、30秒間の追求と30秒間の言い訳を行い、ラウンドが終わるたびに被害者の状況が追加される。2~3ラウンドで投票し、投票を免れ、投票最多の人に投票した人が勝者となる。最後はエンディングカードを引いて事件の結末を見る。
正解もネタバレもないので好き放題に推理でき、「記憶にない!」「これは誰かが仕組んだ罠だ!」といったしどろもどろの言い訳が飛び交う。ゲームのたびに設定が変化するので何度も遊べるようになっている。
そういうお前はどうなんだ(黒田尚吾+グループSNE, 2021(先行体験)) pic.twitter.com/5z4e2Oho34
— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) October 24, 2021