苦渋の選択が紡ぐ物語『キングスジレンマ』日本語版、8月下旬発売

kingsdilemmaJ.jpgホビージャパンは8月下旬、『キングスジレンマ(The King’s Dilemma)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・L.シルヴァ&H.アック、イラスト・G.バローニ&G.ギジーニ、3~5人用、14歳以上、60分(×約15回)、9000円(税別)。
オリジナルはホリブルギルド(イタリア)から2019年に発売された作品。『レイルロード・インク』のイタリア人デザイナーコンビが制作したもので、来週月曜日に発表されるドイツ年間エキスパート大賞2020で『ザ・クルー』『カートグラファー』と共にノミネートされている。
架空の中世王国アンキストで、政治を司る貴族として王を補佐し、国政の決定をしていくレガシーゲーム。毎ラウンド、プレイヤーはジレンマ・デッキからカード1枚を引いてストーリーを進める。各カードには問題が提示され、評議会が王に代わって解決しなければならない。他のプレイヤーたちと政治力を使って交渉し、財力で買収して、投票で政策を選択していく。
選択によって新しい封筒が開かれ、中から出てくるカードの選択によって次の封筒が開かれて、ストーリーはどんどん分岐していく。その中で、プレイヤーは王国の維持だけでなく、自分の一族の利益も追求しなければならない。しかし権力闘争に明け暮れていると、王国は戦争、飢餓、暴動に陥ってしまう。精神的に厳しい道徳的な選択も含まれている。
王が死亡するか退位すると1ゲーム終了。得点計算をして一応の勝敗を決めるが、最終的な勝者は約15回にわたるゲームのグランドフィナーレで決まる。その間に選択や成績によってカードやボードに書き込みやステッカーが入り、ナラティブな年代記が紡がれていく。その結末は、あなただけのものだ。
内容物:ルールブック 1冊、王国ボード 1枚、封筒 75通、家系スクリーン 12枚、年代記ステッカー 177枚、ミステリー・ステッカー 12枚、投票カード 15枚、マップ 1枚、カバー・タイル 1枚、資源マーカー 5個、動向マーカー 5個、安定性マーカー 1個、リーダー・トークン 1個、調停者トークン 1個、〈公開の政策〉トークン 10個、結果トークン 12個、コイン 72個、パワー・トークン 65個

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