10月26日(木)、ドイツ北部の小都市エッセンにて、ボードゲームメッセ「シュピール(Spiel)」が開催される。期間は日曜日までの4日間で、学校の秋休み中ということもあり17万2千人の参加を見込む。
35回目を迎え、ボードゲーム・カードゲームメインとしては世界最大のイベント。者数も50カ国1021団体から51カ国1100団体に増え、新作は1200タイトル以上、会場面積も64000㎡から72000㎡へと大幅に拡大。会場内では各ブースで新作を体験できるほか、世界大会、各種大会、ゲームデザイナーサイン会などが開かれる。
今年初の試みとして、革新的なボードゲームを顕彰する「イノシュピール(innoSPIEL)』を制定。先月ノミネートされていた『フルーツジュース』『リンク』『マジックメイズ』(TGiWニュース
開会に先立って水曜日に行われた記者会見では、今年のトレンドとして「キッズ向け立体ゲーム」「日本テーマのゲーム」、去年に引き続き新作が多数発表されている脱出ゲームの新しい展開として「推理小説テーマのゲーム」などが紹介された。『セーフハウス』(モーゼス出版)をデザインした小説家セバスチャン・フィツェック氏らが登壇しインタビューを受けた。
ドイツのボードゲーム出版社協会は先月までの9ヶ月間でファミリーゲームの売上が前年比10%、カードゲームが4.5%、戦略ゲームが19%の増加であったことを報告。仕事帰りや放課後にボードゲーム(パーティーゲーム、スリラーゲーム)に触れる若者や学生が増えていると分析した。