コスモス社(ドイツ)より2006年に発売された『レーパーバーン午前1時半(Auf der Reeperbahn nachts um halb Zwei、英語版はTimes Square)』をリメイクした作品。オリジナルは2つのナイトクラブがダンサーと客の取り合いをするという内容だったが、テーマを変えて道化など個性豊かな側近たちの能力を駆使し、王と王冠を自らの城に導くことを目指すゲームとなった。このテーマ変更にはR.クニツィア氏の要望があったという。
王様、司教、道化、近衛兵といったコマが2人のプレイヤー間を行ったり来たりする。プレイヤーは交互に1種類のカードを出して対応するコマを動かすが、王様は常にふたりの近衛兵に挟まれて移動しなければならず、道化はほかのキャラクターに化けてそのコマを動かし、司教はせっかく動かしたコマを自分のところに持ってくる。
このようにコマがお互いに影響し合う上に、カードを一気に使用することで豪快な効果を発揮することも可能で、目まぐるしく状況が変わり、常に複数のカードが乱れ飛ぶダイナミックなゲームだ。
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