ゴールデンギーク賞は2006年から始まり今年で9年目。これまで『ケイラス』『将軍』『アグリコラ』『ドミニオン』『ハンザ・テウトニカ』『ドミナント・スピーシーズ』『エクリプス』『テラミスティカ』が大賞に選ばれている。ボードゲームギークのユーザー層を反映して、遊びごたえのあるゲーマーズゲームばかりが並ぶ。
今年大賞になった『宝石の煌き』は、宝石を集めて鉱山、職人、貴族に換えていくセットコレクションゲーム。例年ストラテジー部門から選ばれるゴールデンギーク賞の傾向とは異なりファミリーゲーム部門から選ばれた。ストラテジー部門に選ばれた『ファイブ・ トライブス:ナカラの魔人』への支持が十分に集まらなかった模様だ。
大賞のほかに、今年は15部門でベストゲームが発表された。昨年は『ラブレター』が4部門を制したが、日本発のカードゲームはパーティーゲーム部門にノミネートされた『究極のワンナイト人狼(One Night Ultimate Werewolf)』に留まった。
今年からソロゲーム部門と、ポッドキャスト部門が新設された。ソロゲーム部門に選ばれた『インペリアル・セトラーズ』のように、1人用ルールのあるゲームがひとつのトレンドとなっている。ポッドキャスト部門には、Youtubeで動画レビューも配信しているザ・ダイスタワーが選ばれた。
【ゴールデンギーク賞2014】
ゲーム・オブ・ジ・イヤー:宝石の煌き(Splendor)
2人ゲーム:スターレルム(Star Realms)
アブストラクトゲーム:パッチワーク(Patchwork)
アート&プレゼンテーション:アビス(Abyss)
カードゲーム:スターレルム(Star Realms)
キッズゲーム:ウサギとカメ(Tales & Games: The Hare & the Tortoise)
拡張:世界の七不思議:バベル(7 Wonders: Babel)
ファミリーゲーム:宝石の煌き(Splendor)
イノベーティブ:デッド・オブ・ウィンター(Dead of Winter: A Crossroads Game)
パーティーゲーム:キャッシュ&ガンズ第2版(Ca$h ‘n Guns)
プリント&プレイ:・・・そして我々は握手した・・・(…and then we held hands…)
ソロゲーム:インペリアル・セトラーズ(Imperial Settlers)
ストラテジーゲーム:ファイブ・ トライブス:ナカラの魔人(Five Tribes)
テーマチックゲーム:デッド・オブ・ウィンター(Dead of Winter: A Crossroads Game)
ウォーゲーム:ファイヤー・イン・ザ・レイク(Fire in the Lake)
・Boardgamegeek:2014 Golden Geek Award Winners