ドイツの出版社クイーンゲームズは今年、全タイトルをキックスターターで資金調達し、話題作りにもなりました。
S.フェルト作、2~4人用、12歳以上、75分。
16世紀初頭にアメリカを探検したイタリア人探検家アメリゴ・ヴェスプッチを助けて「新大陸」を発見します。南アメリカの島々を探索し、交易路を作り、開拓地を建設します。
アクションは『将軍』などでも用いられた特製ダイスタワーを使って決定されます。7色のキューブが予め入っており、ゲーム中にキューブを入れ、中に引っかからないで落ちてきた色のアクションができます。
ゲームボードはプレイヤー人数によって9~16枚のタイルから作られ、ボード上を船で航海し、島に上陸して開拓地を建設します。開拓地は資源や得点をもたらし、海賊から守るために大砲を装備したり、特殊能力を得るためにグレードアップさせたりしていきます。
今年のドイツゲーム賞に3タイトル(『ブルッヘ』『ボラボラ』『リアルト橋』)も入賞した今最も注目されるデザイナーの作品です。
D.オースロー作、2~5人用、14歳以上、120分。
『パニックステーション』のデザイナーによる協力ゲーム。たくさんのミニチュアフィギュアがゲームを盛り上げます。世界中をゾンビにしてしまうウィルスの解毒剤を求めて、モルティマー博士の屋敷を探索します。
屋敷の中ではゾンビと炎が一緒に押し寄せてきます。アイテムを手に入れて扉を開けたり、消火したり、襲いかかる恐怖のゾンビたちと戦わなければなりません。屋敷の秘密は隠れた生き物やセキュリティーカメラが見張っており、見つかるとイベントが起こってしまいます。戦闘やイベントでは特殊ダイスを振って
コードを集めて研究室に入り、ネメシスを倒すことができればゲームに勝利します。その前に全員が死んでしまったら敗北です。ゲームはダーク、ダーカー、ダーケストの3つの難易度でプレイでき、タイルの組み合わせによって毎回異なる屋敷になります。
D.ヘン作、3~6人用、10歳以上、45分。
1992年に発表された同タイトルの株式ゲームのリメイクです。会社コマの価値がカードプレイとダイスで変動する中、株券の安いうちに購入して、その会社を上位にあげて儲けることを目指します。みんながもっている株は株価が上がりやすいですが差がつかず、自分しか持っていない株はリスクが高まります。
・TGiW:スペキュレーション(旧版)
J.T.カストロ作、2~5人用、10歳以上、60分。
聖墓の騎士が修道院に宝を隠します。さまざまなキャラクターを使って、隠された宝を見つけましょう。
10枚のキャラクターカードと、宝物として本、聖杯、指輪を持っています。キャラクターカードを全員1枚ずつ選び、一斉に公開してから、順番にキャラクターのアクションを行います。アクションはキャラクターによって異なり、修道院の中を移動したり、宝を隠したり、隠された宝を取ったり、扉を開閉したりします。修道院長のレミジウスが移動した部屋に宝物があるプレイヤーは得点できます。
それ以降のアクションカードは、ほかのプレイヤーが直前のラウンドで出していないものに限られます。同じアクションで追随することができないため、カードの選択も重要です。