2005年にイスタリ社(フランス)から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞特別賞、ドイツゲーム賞1位、国際ゲーマーズ賞大賞、オランダゲーム賞1位、フランス・トリックトラック賞金賞、日本ボードゲーム大賞フリーク部門2位など高い評価を得た作品。今回、同社のリメイクに合わせて多言語版になった。
13世紀末フランス。国境の村でフィリップ4世王の命により、街づくりと城の建設を行うことになった。プレイヤーは棟梁となって、。街にある建物に自分の職人を置いて、資源を手に入れたり、新しい建物を建てたりする。建物にはたくさん種類があり、どの建物を使うかによってゲームの展開が変わるのが魅力だ。
自分の労働者を、まだほかの人の労働者が置かれていない建物に配置して、建物特有のアクションを行うという、いわゆるワーカープレイスメントゲームの元祖とされる。ヒット作の『アグリコラ』は、このゲームを手本に作られたことでも知られる。
自分が建てた建物をほかの人に使ってもらえると名声を得られるが、街の途中には監督官がいて、その先の建物は使えない。賄賂を払って動いてもらうことになる。この監督官をめぐる駆け引きも面白い。
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