リオグランデ社、ハンス社との提携を解消

『ドミニオン』や『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』を手がけるリオ・グランデゲームズ(アメリカ)は、今年の秋から、ハンス・イム・グリュック社(ドイツ)との提携を解消することを発表した。ハンス社の製品の英語版は、今後ズィーマンゲームズ(アメリカ)から発売されることになる。ハンス社の広報が明らかにした。
『カルカソンヌ』をはじめ、これまでヨーロッパゲームを北米に紹介してきたリオグランデゲームズの事業整理に伴う措置。『ドミニオン』シリーズのヒットが背景にあると見られる。したがってリオグランデゲームズ発の製品については、提携解消後も継続したい考えだ。
ズィーマンゲームズは1999年にゼヴ・シュレーシンガー氏によって設立され、ヨーロッパ・アメリカに限らない幅広いラインナップで知られる。『パレード』『アールエコ』『グラグラカンパニー』『ルールの達人』『シャドウハンターズ』など日本人の作品も多く出版されている。一方、幅広いラインナップのために経営難に陥り、昨年夏にフィロソフィア(カナダ)に買収されている。
フィロソフィア社はすでにハンス社のフランス語版を制作しており、今後はハンス社のフランス語版・英語版が1つのグループ内で作られることになる。
日本ではハンス社の製品はメビウスゲームズがドイツから直接輸入し、リオグランデ社の製品はホビージャパンが日本語版で扱っているため、大きな影響はないとみられる。
Hans im Glück:Lizenzwechsel

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