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はみ出したら失点『ヤギたちのダンス』日本語版、7月18日発売

アークライトは7月18日、『ヤギたちのダンス(Dance of Ibexes)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:W.クラマー、イラスト:W.ジル、2~8人用、8歳以上、45分、3520円(税込)。

オリジナルはアミーゴ社から2004年に発売され、ドイツ年間ゲーム大賞(2005)の推薦リストに入った『ボードニムト(Tanz der Hornochsen!)』。2023年、プレイテ(韓国)がテーマとイラストを変えてリメイクし、国内では『ダンス・オブ・アイベックス』というタイトルでホヌゲームズが扱っている。ヤギたち崖からはみ出さないように登る数字並べ。

プレイヤーは1~100の数字が記された木製タイル6枚を手札とし、1枚を選んで同時公開。『ニムト』の要領で数字の小さい順に配置し、崖からはみ出すと失点になる。ただしこれによって手札を増やすことができ、またあえて失点してタイルを購入することもできる(0枚になったら無料で補充)。

マスによっては2枚同時出しや、失点が得点になるところもあり、またスコアトラックでは失点の少ないプレイヤーからタイルを公開するマスもある。誰かの失点が60点を超えるか、タイルの山がなくなったらゲーム終了で、失点の少ないプレイヤーの勝利となる。

箱を展開してボードにするプレイテのデザインにより、ドイツ語版よりもずっとコンパクトで持ち運びしやすくなった。ゲーム中の変化や逆転要素があり、戦略的な駆け引きが楽しめる。

内容物:タイル 100枚、コマ 8個、ゲーム盤 1枚、ペナルティ表 1枚、ルール説明書 1冊

アークライト:『ヤギたちのダンス』

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バッグビルドで映画館経営『シネマポップコーン』日本語版、7月上旬発売

ホビージャパンは7月上旬、『シネマポップコーン(Popcorn)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:V.ソーモン、イラスト:E.ロティヴァル、2~4人用、10歳以上、60分、5940円(税込)。

ドキュメント映画制作者でもあるパリのデザイナーの作品で、イエロ(フランス)の新作。映画館を経営して収益を競い合うバッグビルドゲームだ。

ラウンドごとに自分の袋からポーン(映画館にやってきた客)を引き、自分の映画館ボードで映画がセットされたシアターの座席に配置する。映画と客にはコメディやSFなどの色があり、配置した客と映画の色が同じであれば、映画に表記されたアクションが実行できる。さらに配置した客と座席の色が同じであれば、座席に表記されたアクションも実行できる。

アクションには、新たな映画の購入やシアターの改良に必要な資金獲得、袋から引く客を増やせる人気上昇、袋の中の客を調整する広告トークン配置、そして勝利につながるポップコーン獲得などがある。

映画は初回上映から時間が経つごとに話題性がなくなるため、ラウンドごとに選択できるアクションが減っていく。潮時だと感じたら新しい映画に差し替えよう。新たな映画の購入やシアターの改良、広告トークンの使用は、客を袋から引く前に行う。来て欲しい色の客を袋に追加すれば、たくさんのアクションを実行できるだろう。最終得点計算後にバケットの中に最も多くポップコーンを持っていたプレイヤーが勝者となる。

ゲームに登場する映画は実在する映画のパロディとなっており、映画ファンもニヤリとなる作品だ。

内容物:映画カード 48枚、映画館ボード 4枚、布袋 4つ、ポップコーンバケット 4個、シアタータイル 28枚、賞カード 26枚、客ポーン 60個、シアタートロフィー 2つ、開始プレイヤーマーカー 1個、映画タイル 2枚、広告ボード 1枚、広告トークン 12個、$トークンとポップコーントークン……ポップコーントークンはとにかくいっぱい!


(写真はフランス語版)