いくつでも進める秘宝集め競争『ツタンカーメン』日本語版、10月29日発売
オリジナルは1993年、アミーゴ社から発売された作品で、同年にドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞2位という好評価を得ている。英語版はアウトウブザボックス社が2004年に発売しており、輸入版が国内流通していたが絶版になって久しい。考古学者となり、ナイル川に眠る秘宝を誰よりも多く集める。
秘宝タイルをランダムに並べてスタート。手番には、自分のコマを好きなだけ進めて移動先のタイルを獲得する。どこまででもコマを進めることはできるが、戻ることはできないところがポイントで、ほしいタイルを先に取るか、残り物をたくさん集めるかの選択に迫られる。このメカニクスは『ビッグポイント(バイツ)(2008年)』や『東海道(2012年)』にも用いられた。
8点の秘宝は8枚、6点の秘宝は6枚……1点の秘宝は1枚あり、種類別に一番多く取った人がその点数、2番目に多く取った人がその半分をもらえる。この他に他プレイヤーの秘宝を買い取るコイン,枚数がタイのときに1位になれるファラオ,そしてゴールに置かれているジョーカーがあり、枚数のマジョリティ競争もまた悩ましい。
1993年発売当時の「クラシックルール」のほか、デザイナーおすすめの「モダンルール」も収録し、異なったプレイ感で楽しめるようになっている。
どんどんめくって集めよう『テキパキもぎもぎ』10月29日発売
『ナルハヤのつるぎ』のましう氏がゲームマーケット2021秋に発表した作品をリメイク。カードからコンパクトなタイルになり、2人専用から5人までプレイできるようになった。フルーツハンターとなって同じ模様か形を集めるリアルタイムセットコレクションゲーム。
よーいドンで一斉にタイルをめくり、模様か形が同じフルーツを集める。中には紛らわしいフルーツもあり、一筋縄ではいかない。さらに毎ゲーム、相場カードによって何枚集めれば得点(失点)なのか、ボーナスになるフルーツが変わるため、一点集中か満遍なくかの取り方も変わる。
サルが何枚かめくられたらゲーム終了。いつ終わるかわからないドキドキ感の中、素早い判断力が試される。