何か揃ったらバナナをつかもう『忍者バナナ』、12月16日発売
オリジナルは2012年、『シュリンプ(Shrimp)』というタイトルでアスモデ社から発売された作品を、忍者をテーマにしてリメイクした。3ヶ所にめくられていく忍者カードをよく見て、3枚に共通する要素を見つけたらすばやく中央のバナナを取るパターン認識ゲーム。
手番には自分の山札の上からカードを1枚めくり、中央に置かれた3つの台座のいずれかに重ねる。「色」「居場所」「大きさ」「人数」のいずれかが、3枚とも共通していることに気づいたら、「〇〇ニンジャ!」と言って中央のバナナを取る。最初にバナナをつかんだ人が台座に積み重なったカードを獲得。誰かの山札がなくなったときに、一番多くカードを持っているプレイヤーが勝つ。
パターンの共通だけでなく、忍者の人数が合計7人になったら「忍者バナナ!」、さらに上記のうち2つが揃ったらそれを宣言することで他人からカードを奪うこともでき、非常に稀だが3つの要素が揃っていることを指摘したら即勝利となる。ぜひ狙いたいところだが、判断が遅れることにもなるだろう。
瞬間的なパターン認識だけでなく、めくったカードを置く台座を選べることで駆け引きがあり、また付属のバナナは握ると「ぷぴー!」と音がなることで笑いも生まれる。
集英社から「マンガボドゲ」シリーズ、第1弾はワンピースとブリーチ
『ONE PIECE VIVRE RUSH(ワンピースビブルラッシュ)』は場に並んだカードの中からお題に合うと思うキャラクターを探して取るトリビアゲーム。全員取れたらカードを見せあって、お題にもっとも合うキャラクターを取れていた人が得点できる。100体のキャラクターが登場。2~5人用、6歳以上、10分、3750円(税込)。
『BLEACH 巻頭歌骨牌 SONGS OF THE SOUL』は元々ファンクラブで限定販売された作品で、コミックス巻頭の詩「巻頭歌」に対応するコミックスの表紙が描かれた取り札を取る。名言や斬魄刀の情報に対応するキャラクターが描かれている表紙のカードを取り合うルールも収録する。3人以上、6歳以上、30分、4400円(税込)。
今後どのような作品がボードゲームになるか楽しみなシリーズだ。
©尾田栄一郎 / 集英社
©久保帯人 / 集英社