10月3～6日にかけてドイツ・エッセンで開催されたシュピール’24にて、ドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』による恒例の新作人気投票「スカウトアクション」の最終結果が発表された。最終結果は以下の通り（数字は5段階評価の平均）。

投票は予め登録をしておいて、フェアプレイのブースで端末を見せるとQRコードで認証する仕組みで、現地に行った人のみが投票できる。最後に会場に行かなければならなかった紙投票と異なり、最初に認証すれば、期間内であればどこからでも投票できる。

今回は前回は大まかにジャンル分けされたホールごとに集計が行われたが、今回はジャンル別に集計結果が発表された。ゲーマーズゲームでは『エンデバー：ディープ・シー』（日本語版はホビージャパンから既発売）が1位、キッズ・ファミリーゲームではOKAZU Brandの『ボムスカッド』のドイツ語版『ボム・バスターズ』が1位となっている。3位の『ファラウェイ』は昨年1位になったが、今年はドイツ語版として再エントリーした。

「新作」ながら今年もいくつか日本語版としてすでに発売となっており、今後それ以外の作品も日本語版として発売されそうだ。

経験者・エキスパートゲーム（13票以上、*は日本語版既発売）
1位：エンデバー：ディープ・シー（Endeavor Deep Sea）4.4*
2位：ブラックフォレスト（Black Forest）4.2
3位：ウィンドミルバレー（Windmill Valley）4.2
4位：セティ：地球外知的生命体の探索（SETI: Search for Extraterrestrial Intelligence）4.2
5位：指輪物語：デュエル 中つ国の決戦（The Lord of the Rings: Duel for Middle-earth）4.2*
6位：シボリューション（Civolution）4.1
7位：エイピアリー（Apiary）4.0*
8位：ビヨンド・ザ・ホライズン（Beyond the Horizon）4.0
9位：ノヴァ・ローマ（Nova Roma）4.0
10位：カトマンズ（Kathmandu）3.8

5～12票の高評価ゲーム：A Message from the Stars、AI: 100% Human、Minos、Robotrick（ロボトリック）、Saltfjord、Chartered: Building Amsterdam、Galileo Galilei、Gibberers、Spectacular

キッズ・ファミリーゲーム（22票以上、*は日本語版既発売）
1位：ボムバスターズ（Bomb Busters）4.2
2位：キャッスルコンボ（Castle Combo）4.2
3位：ハーモニーズ（Harmonies）4.2*
4位：ファラウェイ（Faraway）4.1*
5位：フィッシェン（Fischen）4.1
6位：メディウム（Médium）3.9
7位：3チャプターズ（3 Chapters）3.8
8位：ダック＆カバー（Duck & Cover）3.8
9位：ザ・ギャング（The Gang）3.8
10位：ミドルエイジズ（Middle Ages）3.7

11～21票の高評価ゲーム：Agent Avenue、Next Station: Paris、Krakel-Orakel、Treetopia、Rebirth、AI Space Puzzle（AIスペース・パズル）、Leaf、Spotlight、Skyrockets、Slide