ゴールデンボックス賞2022ノミネート発表
ゴールデンボックス賞は、ボードゲーム制作者にフォーカスして優れた活動を讃える賞。「ゲムマライブ2021」で設立が発表されていたもので、デザイナー・イラストレーター・プロデューサー・ディレクター・翻訳者などの会員約40名が専門家の目で推薦・選出する。運営委員会は発起人の朝戸一聖氏(TANSAN)を委員長とし、副委員長に杉木貴文氏(Engames)、委員に上杉真人氏(I was game)、田中誠氏(テンデイズゲームズ)、当サイト管理人、事務局長に秋山真琴氏。
部門は、総合評価の作品賞、優れたゲームデザイン・デベロップメントのゲームデザイン賞、魅力的なイラストのアート賞、ロゴや演出などビジュアル全般のグラフィックデザイン賞、企画・ローカリゼーション・プロモーションなど製品化に関するプロダクション賞、翻訳やDTPなどのルールブック賞、エポックメイキングな作品を運営委員会が選ぶ特別賞が用意されている。日本語版も対象にはなるが、今回のノミネートは全て国内のものとなった。
今回の対象は昨年1年間に発売された作品で、年明けに会員が他薦し、その中から運営委員会が各部門3タイトルずつに絞ってノミネートした。本日現在、会員による最終投票が行われており、今月末に各部門賞が発表される予定となっている。
作品賞
・『Ostia(オスティア)』(うちばこや)
・『破宮の十重奏(デクテット)』(オーシャンフロンティア)
・『まちがいさがし開発課』(オインクゲームズ)
ゲームデザイン賞
・『OPEN(オープン)』(Brain Brain Games)
・『ゴジラ』(アークライト)
・『パチスロシミュレーター』(サイシュピール)
アート賞
・『タロット・オブ・ノクタ』(おいしいたにし)
・『ナッツアゴーゴー』(itten)
・『破宮の十重奏(デクテット)』(オーシャンフロンティア)
グラフィックデザイン賞
・『キャット・イン・ザ・ボックス』(ホビージャパン)
・『Sapporo-1876-』(うちばこや)
・『頼りない魔法使い』(TITANHEADS)
プロダクション賞
・『ナッツアゴーゴー』(itten)
・『まちがいさがし開発課』(オインクゲームズ)
・『まっくらダンジョン』(文具ゲームズ)
ルールブック賞
・『ゴジラ』(アークライト)
・『ジャッジドミノ』(itten)
・『プラネピタ』(SzpiLAB)
木を切ってアトラクションを設置『テンペニー・パーク』日本語版、4月27日発売
本作がデビュー作となるデザイナーにより、サンダーワークス(アメリカ)から2022年に発売された作品。魅力的なテーマパークを建設し、来場者数を競うワーカープレイスメントとタイル配置のゲーム。
ゲームは5ヶ月(5ラウンド)にわたって行われる。手番にはワーカーを配置して樹木を切り、敷地を増やし、売店を建て、アトラクションを設置していく。アトラクションの設置はパズルになっており、狭い敷地にいかに隙間なく配置できるかがポイント。
各ラウンドの最後にアトラクションの「スリル」「感動」「歓喜」トラックで評判を比べ、追加のワーカーなどの特典が得られる。5ラウンドで最も来場者の多いプレイヤーが勝者となる。
アトラクションは、海中を突き進むジェットコースターや超巨大迷路など35種類ユニーク。デュトレのイラストが楽しさを一層引き立てる。
内容物:ゲーム盤 1枚、土地ボード 4枚、拡張ボード 12枚、メリーゴーランド 1基、メリーゴーランド土台 1枚、売店タイル 40枚、早見表カード 4枚、目標カード 14枚、アトラクションタイル 35枚、アトラクションカード 35枚、ワーカーコマ 13個、評価ディスク 12個、樹木コマ 50個、ラウンドマーカー 1個、シャベルトークン 1個、VPトークン 70個、貨幣トークン 56個、ルール説明書 1冊(カードサイズ:63×88mm)