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フランス年間ゲーム大賞2023に『アクロポリス』

フランス年間ゲーム大賞選考委員会は日本時間の24日未明、カンヌ国際ゲーム祭にて、アスドール・フランス年間ゲーム大賞(As d’Or Jeu de l’année)を発表した。先月発表されていたノミネート作品(日本人2作品含む)の中から、アスドール(一般)部門に『アクロポリス』、エキスパートゲーム部門に『アーク・ノヴァ』、キッズゲーム部門に『フラッシュバック・ゾンビ・キッズ』、中級ゲーム部門に『チャレンジャーズ!』が選ばれた。

大賞に選ばれた『アクロポリス』は六角形タイルを積み上げてギリシャの街を作る配置ゲームで、30分以内で終わるが、得点条件の異なる街区を組み合わせ、さらに重ねていくのは遊びごたえがある。日本語版はEngamesから発売中

エキスパートゲーム部門の『アーク・ノヴァ』はさまざまな動物を集めて動物園の魅力を上げ、環境保護にも力を入れる動物園経営ゲームで昨年度を代表するゲーマーズゲームである。日本語版はテンデイズゲームズが取り扱っている。昨年新設された中級ゲーム部門に選ばれた『チャレンジャーズ!』はデッキを構築して1対1の対戦を同時進行で行うTCGライクなカードゲーム。キッズゲーム部門の『フラッシュバック・ゾンビ・キッズ』はイラストカードを見て謎を解く協力ゲーム。

フランス年間ゲーム大賞の過去受賞作品は『世界の七不思議:建築家たち』『ミクロマクロ・クライムシティ』『オリフラム』『ザ・マインド』『アズール』。ファミリーや一般をターゲットにしたライト寄りの受賞傾向となっている。

授賞式には、昨年『ハピエストタウン』が大賞にノミネートされた佐藤敏樹氏が日本から参加した。

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地下生物のセットコレクション『ヴィヴァリウム』日本語版、3月30日発売

vivariumJアークライトゲームズは3月30日、『ヴィヴァリウム(Vivarium)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:F.ヴアネ、イラスト:松浦聖、2~4人用、10歳以上、30分、3960円(税込)。

オリジナルはスタジオH(フランス)から2022年に発売された。シベリアの地下で発見された大きな洞窟で、国際科学協会「ヴィヴァリウム」の命令により、探検家たちが未知の生物を調査する。

手番には、4×4枚に並んだカードから、ドミノタイル2枚の数字を使って交差した座標にあるものを取る。カードには種と生息域に分けられた不思議な生物、研究の目的、将来のカード獲得を有利にする装備カードがあり、これらを集めて勝利点を競う。

ドミノタイルの組み合わせによるカード選択により、常にほしいカードが取れるとは限らない中でどのカードをどう取っていくか、戦術的なプレイが求められる。

イラストは、デジタルゲームのモンスターデザインを手掛けてきた松浦聖氏を『ヒドゥン・リーダーズ』に続いて原語版から起用。カラフルで美麗なアートで描かれた生物たちも楽しめる。

内容物:ルール説明書 1冊、ゲーム盤 1枚、生き物カード 48枚、契約カード 21枚、装備品カード 16枚、ドミノタイル 9枚、開始時契約カードA 4枚、開始時契約カードB 4枚、親マーカー 1枚、ボーナスタイル 9枚、宝石トークン 40個、得点記入シート 1冊(※カードサイズ:63×88mm)