正体隠匿トリックテイキング『スパイジョブ』日本語版、10月20日発売
正体隠匿要素のあるトリックテイキングゲーム。オリジナルはコスモス社(ドイツ)から2022年、『ザ・クルー:第9惑星の探索』『ザ・クルー:深海に眠る遺跡』に続いて発売された。エージェントが協力して任務を遂行する中、1人だけ任務の妨害を企てるスパイが紛れ込んで任務を妨害する。
役職カードが配られ、エージェントの中に1人だけスパイが潜んでいる状態でゲームは進行する。毎トリック、「カードを昇順に出す」「奇数だけ出す」などの任務と切り札スートが発表され、規定数達成すればエージェントの勝利。その前にスパイが規定数トリック勝利すればスパイの勝ちとなる。
トリックテイキングはマストフォローだが、スパイのみメイフォロー。任務が失敗したのは手札の都合か、それとも故意によるものか? 疑心暗鬼は増していき、どちらの勝利条件も満たさないまま規定トリックを終えるとスパイが誰か、一斉指差しで投票し勝敗を決める。
さまざまな効果を持った追加の役職カードもあり、続けてプレイしてさまざまな展開を楽しめる。
『ペーパー・ダンジョンズ:サイドクエスト』日本語版、9月16日発売
特殊ダイスを使ったロール&ライト式ダンジョン探索ゲームの拡張セット。新たな目標「サイドクエスト」の他、パーティーに特殊能力をもたらす「アーティファクト」や、それらを守護する「副官」が登場する。
「サイドクエスト」は特定のダイス目が要求される追加アクションで、3つの課題すべてを達成し、ダンジョン内の特定のチェックポイントにたどりつくことで大きな得点を得られる。3つの課題はだんだん難しくなっていくが、見返りも大きい。
「アーティファクト」はパーティに新しい能力や得点をもたすアイテムで、1度だけダンジョン内の任意の部屋に移動する「月光の鏡」などがある。アーティファクトが入っている宝箱は、高レベルのモンスター「副官」を倒さないと開けられない。
ほかにも「クローバー」や「ブーツ」の使用制限や、ボスの能力を底上げする「困難/悪夢モード」も加わり、やりこみ要素が高まった。プレイ時間は変わらず、より濃密なダンジョン探索が楽しめる。
テンデイズゲームズ:拡張 ペーパー・ダンジョンズ:サイドクエスト 日本語版