国際ゲームの日にボードゲーム、山中湖
11月15、16日の2日間、山中湖情報創造館(山梨県・バス停山中湖キャンプ場徒歩3分)にて、ゲームイベント「ゲームオン・ユアライブラリー」が行われる。両日とも10~17時、入場無料。
全米図書館協会が定めた「図書館で国際ゲームの日(International Games Day@your library)」に呼応して行われるイベント。世界中で1200館、日本では2館が参加している。図書館機能を備えた山中湖情報創造館は、2012年からビデオゲームで参加していたが、今年新たにボードゲームが加わった。
ボードゲーム関連は静岡Spiel-Bande(百町森の有志と元スタッフによる、静岡でゲームを普及する団体)と、静岡県立大学ゲームラボが担当。静岡のボードゲームショップ百町森が、販売で協力する。
ボードゲームの体験会のほか、百町森の佐々木隆行氏、静岡県立大学のジョナサン・ディハーン氏による講演会が開かれる。また1日目は有馬玩具博物館の高橋氏が訪れ、昭和天皇で話題となった『クロキノール』の体験会も行われる。
百町森が得意とする3才前後から遊べる易しいゲームから、小中学生や大人まで遊べるゲームまで幅広く用意して参加者を待つ。
・百町森:国際ゲームの日@山中湖情報創造館
『ポイズン』日本語版、11月16日発売
オリジナルはプレイルーム・エンターテイメント(アメリカ)が2005年に発売した作品。2008年にアミーゴ社(ドイツ)がドイツ語版をリリースし、テーマを変えて『パン屋の1ダース(Baker’s Dozen)』『13(13)』『13日の金曜日(Friday the 13th)』などというタイトルでも発売されている。アラカルトカードゲーム賞(2009年)5位。
プレイヤーは悪ふざけが大好きな魔女となって、目の前の大釜に順番に霊薬を注ぎ入れていく。霊薬の扱いは注意が必要で、大釜をあふれさせてしまったら、その魔女は中身をすべて飲み干さねばならない。ただし同じ霊薬をいちばん多く飲んだ魔女には、特別に解毒薬が与えられる。
自分の番になったら、3つの「大釜」のいずれかに手札からカードを1枚置く。そして、いずれかの大釜でカードの数字が合計13以上になってしまうと、その大釜にあったカードをペナルティとして受け取ることになる。
ゲームの基本はこれだけだが、1つの色を最も多く集めたプレイヤーはその色のカードからペナルティを受けないというルールや、毒薬カードの存在があり、プレイヤー同士の駆け引きによって何度も繰り返し遊べる面白さ、奥深さにあふれた名作だ。
今回の日本語版では『モンスターメーカー』シリーズを手がけた九月姫氏がイラストを担当し、ほのぼのとした雰囲気になっている。
・cosaic:ライナー・クニツィーア ポイズン
・play:game評価コメントリスト:ポイズン