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供物プレイスメント『イノリの谷』日本語版、9月下旬発売

ホビージャパンは9月下旬、『イノリの谷(Inori)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:M.オーベール&T.リヴィエール、イラスト:S.ドゥモントロン、2~4人用、10歳以上、40分、7150円(税込)。環境に配慮しシュリンク包装はされていない。

『ゲームオブチップス』のフランス人デザイナーコンビが手掛け、スペースカウボーイズ(フランス)から発売される今秋の新作。中量級のワーカープレイスメントゲームで、巨大な聖なる木のもとに暮らす村人たちが、精霊に供物を捧げて祝福を授かる。

手番には、ゲームボードか場の旅カードにあるスペースに供物マーカーを配置し、精霊からの祝福や得点を得る。スペースによりコストがあり、すでにもっている祝福の色や数を参照するため、集める祝福の色も考えなくてはならない。

すべてのプレイヤーが手持ちの供物マーカーを置き終えるとラウンド終了で、旅カードの確認を行う。すべて埋まっていれば達成、埋まっていなければ未達成となるが、得点や次のカードの色が異なるため、他プレイヤーと協調したり、あえて達成を避けたりすることも。他プレイヤーの動向を注視し、最適な選択を行おう。4ラウンドで得点の最も高いプレイヤーが「大いなる樹の守り人」となる。

複雑なリソースマネージメントを省き、ワーカープレイスメントが生み出す協力と競争のインタラクションにフォーカスした作品。幻想的なイラストに、シンプルなルールと短めのプレイ時間で繰り返し遊べる。

内容物:ゲームボード 1つ、祝福トークン 90個、供物マーカー 30個、カード 54枚、ルーンタイル 15枚、祭壇タイル 6枚、得点マーカー 4個、ルールブック 1部

Inorij2

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聖獣を召喚してコンボ『ヴェイル オブ エタニティ』日本語版、9月13日発売

すごろくやは9月13日、『ヴェイル オブ エタニティ(The Vale of Eternity)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:E.ホン、イラスト:E.トーメン&G.マイア&J.ガオ&S.マルティヌス、2~4人用、14歳以上、30~40分、4840円(税込)。

世界中から集められた聖獣たちを集めるカードコンボゲーム。韓国人デザイナーの作品で、マンドゥーゲームズ(韓国)から発売された。

毎ラウンド、山札から聖獣カードがめくられ、種類別に中央の場に置かれる。スタートプレイヤーからスネークドラフト(『カタン』の初期配置式)でほしいカード2枚に自分のマーカーを置いて「捕獲」し、それらのカードを手札に入れるか、売却して魔石を得る。

手札のカードは魔石のコストを支払うことで自分の前に「召喚」でき、即時効果や永続効果で魔石や得点が得られる。これを繰り返して誰かが規定点に達するか、10ラウンドでゲーム終了。得点で勝敗を決める。

魔石は価値1、3、6の3種類があり、お釣りが出ない上に、手持ちは合計4個までという厳しい制限がある。また召喚できる聖獣もラウンド数までとなっており、もっと召喚したければ、魔石を支払って不要な聖獣を破棄しなければならない。拡大再生産しにくいデザインが遊びやすさになっている。

とはいえ終盤はカードコンボで一気に大量得点できる場面もあり、それを可能にするカードのドラフトをめぐり、他プレイヤーとのインタラクションも楽しめる。ドラゴンを頂点とする70種類の聖獣は、世界各地の神話に登場するものばかりで、思い入れを強めるイラストも見どころだ。

内容物:ゲームボード 1枚、ドラゴンの《エタニティ》のスタンド 1体、得点ボード 1枚、ラウンドマーカー 1個、魔石 42個(赤い魔石 16個、青い魔石 14個、紫の魔石 12個)、スタートプレイヤーマーカー 1枚、プレイヤーマーカー 8個(4色各2個)、得点マーカー 4個(4色各1個)、カード 70枚、プレイヤータイル 4枚(4色各1枚)、説明書

すごろくや:ヴェイル オブ エタニティ