Posted in 日本語版リリース

『クトゥルフ ~死もまた死すべし~:未知なる恐怖』日本語版発売、他5タイトルでバンドルセットも

CMONジャパンは4月21日、『クトゥルフ ~死もまた死すべし~:未知なる恐怖(Cthulhu: Death May Die – Fear of the Unknown)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・M.ポルトガル&R.ダヴィオー、イラスト・H.アルメイダ&N.フルクトゥス&S.コピンスキ&K.カピンスキほか、1~5人用、14歳以上、90~120分、18150円(税込)。単体でプレイすることも、『クトゥルフ ~死もまた死すべし~』と組み合わせてプレイすることも可能。

CMON社(シンガポール)によるミニチュアフィギュアいっぱいのクトゥルフ神話ゲームのシーズン3。シーズン1『クトゥルフ ~死もまた死すべし~』は日本語版が2019年にアークライト社から発売されている(シーズン2は日本語版未発売)。カルト教団が古のものを召喚するための儀式を、さまざまなスキルを持った探索者が協力して阻止する。

マップ構造・実行される儀式と阻止方法、登場するモンスターの能力が変わる6つの新エピソードと、能力と配下の敵が異なる2体の新たな“古のもの”「ツァトゥグァ」「アザトース」をゲームごとに選択して組み合わせる。さらにシーズン1、シーズン2と組み合わせる「未知なるもののルール」でより多彩で恐ろしい脅威に立ち向かう。探索者は狂気に陥るほどに能力が開放されてより強大な力を得ていくが、救いとなるのか、それとも破滅への道となるのかは誰にもわからない。

CMONジャパンでは本作のほか、シーズン4拡張セット、名状しがたきボックス、知ること能わざるボックス、同行獣、”風に乗りて歩むもの”イタクァの各日本語版を合わせた「未知なるバンドルセット」(税込61050円)も発売している。

内容物:プラ製フィギュア 46体、両面タイル 16枚、ストーリーボード 1枚、未知なるボード 1枚、探索者ボード 10枚、特製ダイス 8個、台座(5 色)5個、触手マーカー30個、トークン類166個、ルールブック1冊、神話カード 64枚、未知なる神話カード 4枚、狂気カード 8枚、未知なる遺物カード 12枚、発見カード 90枚、古のものカード 8枚、古のもの配下カード 2枚、未知なるモンスターカード 23枚、エピソードカード 6枚、エピソードモンスターカード 6枚

CMONジャパン:クトゥルフ ~死もまた死すべし~ 未知なる恐怖


(写真のコンポーネントは英語版)

Posted in 雑誌・書籍

書籍『ボードゲームづくり入門』4月18日発売

岩波書店は4月18日、書籍『ボードゲームづくり入門』を発売した。著:高橋晋平、B6・126頁、1595円(税込)。

中高生の学習入門シリーズ「岩波ジュニアスタートブックス」の新刊。著者の高橋晋平氏はおもちゃ開発者で、ボードゲームでは『瞬間決着ゲームシンペイ』などの作品がある。ボードゲームやカードゲームの作り方を流れにそって学べる本。

第1章「ボードゲームづくりは「人生の探究」だ!」、第2章「ボードゲームを知り、分析しよう」、第3章「ボードゲームのルールは『起承転結』で考える」、第4章「自分のゲームを形にして、人に遊んでもらうために」という構成。自分の関心ごとを発見し、それをボードゲームやカードゲームにするアイデアを考え、ゲームを面白く調整していくために探究のプロセスを回す。周りの人にも遊んでもらい、自分の関心ごとの世界を疑似体験してもらう。こうした中から自分が将来も続けていきたい人生のテーマが見つかり、同じことが好きな仲間が集まってくるという。

次のようなトピックで、作り方だけでなく、ボードゲームに関する知識も包括的に得られる。大人のボードゲームデザイナーや同人作家にも読みどころがありそうだ。

  • 「人生ゲーム」の作者は、なぜ人生ゲームを作ったのか
  • 自分の「好き」「得意」「やりたい」「叶えたい」をボードゲームにしよう!
  • ゲームづくりは最高の「探究」のテーマ
  • あらためて、ボードゲームって何?
  • ボードゲームの歴史
  • ボードゲームの種類
  • ゲームのルールを作る流れは4ステップ
  • 作ったゲームを形にする「ものづくり」
  • 実は、「面白い」より「面白そう」が重要⁉
  • ゲームを面白そうに作る3要素
  • あなたが作るゲームは、1点もの? 量産型?
  • ボードゲームづくりを通して、自分の気持ちと、他人の気持ちを一緒に考えられる

岩波書店:ボードゲームづくり入門