一斉出しで効果発動『ファイフォ』多言語版、7月30日発売
オリジナルはグファンゲームズ(ベトナム)から2019年に発売されたもので、今年、プレイテ(韓国)がリメイクした。16~17世紀にかけて東南アジア最大の港湾都市だったファイフォでギルドリーダーとなり、契約書を集める。
1~12の評判ポイントがある商人カードと船カードを配り、各自4枚の手札でプレイする。毎回、手札から1枚を出して一斉にオープン。商人カードは評判の高い順に2人のプレイヤーがお金を稼ぎ、最も低い1人がその商人カードの効果を使用できる。船カードもお金を稼げるが、バッティングすると金額が減ってしまう。
手札を補充せず3回行ったらラウンド終了で、最もお金の多い人が契約書を獲得。誰かが3つの契約書を集めるか、7ラウンド終了したらゲーム終了で、契約書の数で勝敗を決める。
商人カードは多国籍キャラクターが描かれており、効果も強力なものからお金を失うものまでさまざま。他プレイヤーの出したカードによって意図せぬドラマが生まれる。新版では2人用ルールが追加され、より広い人数で遊べる。
負けて強くなるゴーアウト『パンダスピン』日本語版、8月9日発売
チャデク(『イノベーション』『モッタイナイ』)によるゴーアウト系カードゲームで、ムーンゲートデザイン(中国)がキックスターターを経て今年発売した。十二支と五行をイメージした色と数のカードを、前に出されたカードより強さが上回るように出していき、いち早く手札を出し切ることを目指す。
カードは通常状態で始めるが、パスすることで、前に出していたカードをスピン(上下逆さまに)して手札に戻せる。スピンさせたカードは1枚で3枚分になるなどの非常に強力なカードになり、あえて負けに行くという選択肢が有効になる。一度だけ使える非常に強力な元素カードや、特定のシンボルによる特殊効果もあり、ダイナミックな展開が楽しめる。
複数回ゲームを繰り返し、決められた得点を獲得したプレイヤーが勝者。フランス在住の中国人アーティストの箱絵にも注目の作品だ。
暮しとボードゲーム #超新作体験会 でプレイしたゲーム②『パンダスピン』(テンデイズゲームズ)
大富豪系カードゲームで、負けると手札が上下反転して1枚で2~3枚分になったり、特殊効果アイコンが付いたりして異常に強くなる。どのカードを反転させると手札が強くなるのか考えてどんどん負けに行く pic.twitter.com/BEpMqCKH5f— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) May 16, 2025