大栄工業（奈良）は4月1日、ボードゲームのオンデマンド販売サイト「紙人（カミンチュ）」をオープンする。

自社製品の開発を検討していた同社がゲームマーケットを訪れ、その高い熱量とアナログゲーム愛に溢れたコミュニティの風にあてられて参戦。オンデマンド印刷機により製造コストを抑え、在庫リスクなしでお手頃な販売価格を実現した。注文から約8日間で配達される。

オープン時には、社内開発チームによる新作9タイトルを含む下記の11タイトルを揃え、今後も年間6～10タイトルを目標に不定期で追加する。またオープンを記念して4月30日まで、商品が100名に当たるリポストキャンペーンを実施中だ。

紙人-kaminchu-

王妃の冠
国の宝飾職人となって、入手困難な素材を集め王妃へいち早く冠を捧げることを目指す。さまざまな罠が張り巡らされた変化するダンジョンを攻略するマップ系スゴロクゲーム。4人用、10歳以上、30～60分、1980円（税込）。

エンリョのかたまり
テーブルを囲んだら誰もが1度は経験するお皿の上のエンリョのかたまり。そんな日常の飲み会の1シーンを切り取ったゲーム。「エンリョのかたまり」を全力で回避しよう！　EMPLAY GAMESがゲームマーケット2023春に頒布した作品。2～6人用、10歳以上、10～20分。

ハイエナ勇者はサボりたい（拡張同梱版）
誰よりもしたたかにサボって誰よりも大きな利を得る。攻めでも守りでもない。サボる事が勝利条件のハイエナカードゲーム。Rock and Gamesがゲームマーケット2022春に頒布した作品。3～6人用、9歳以上、10分。

景四季巡回札
春夏秋冬、花鳥風月。にっぽんの四季折々の風情ある「けしき」を移り変わる時と共に味わいつくす手札管理ゲーム。タイミングを逸してしまったら出会えないその瞬間を満喫できるかを競う。1～2人用、10歳以上、15分、1290円（税込）。

JUST HIGH SPEED
マシンの性能をパーツアイテムでカスタマイズし、いかに最大限引き出せるかを競う。マシンを換えるか、パーツを換えるか、プレイヤーの判断が試される。4人用、10歳以上、15分、1290円（税込）。

ヒカッQ
自由の女神の全長は？ピラミッドの高さは？ろくろっ首の首の長さは？知っているようで意外と知らない世界中の長い物から、もっとも大きいものを予想するクイズゲーム。3～4人用、10歳以上、15～20分、1290円（税込）。

アリナシアクターズ
良くも悪くも世の中、波風立てずに過ごしたければフツウが一番！ 決められた設定でセリフを演じ、最低？最高？のなりきり演技で審査員の満場一致を勝ち取る。3～4人用、12歳以上、20分、2260円（税込）。

はらぺこRUN
はらぺこカメレオンたちが、カラダの色を変えてフクロウの追ってから逃げる追いかけっこスゴロクゲーム。2～4人用、5歳以上、15～20分、1980円（税込）。

ドンガラガッシャン
勝利のリズム「ドン」「ガラ」「ガッ」「シャーン」をリズム良く奏でないとカードが獲得できない超ハードな神経衰弱。記憶力、タイミング、運、駆け引きを駆使して勝利のドラムを響かせろ！　2～人用、10歳以上、15～20分、1290円（税込）。

SPE-Q
他のプレイヤーから自分はどうのように見えているのか質問を繰り返し、質問の答えや周囲の反応から自分のスペックを推理するインディアンポーカー型推理ゲームです。2～4人用、13歳以上、15～20分、1980円（税込）。

Calopoカロポ
誰だって好きなものを好きなだけ食べれたら幸せ。だけど健康を害してしまったらそれはもう豊かな食事とは言えない。設けられたカロリー制限の中で誰よりも豊かな食事メニューを作り上げる条件付きポーカー。2～4人用、13歳以上、10分、1980円（税込）。

シロクマファクトリー
綺麗ごとばかり言っていられないビジネスと、待った無しの環境問題の間で頭をかかえ、憂うお菓子工場の社長たちをモチーフにしたすごろくカードゲーム。3～4人用、10歳以上、20分、2980円（税込）。

アニマルーム
お部屋の中にはかわいい動物たちがたくさん。場には全部でパンダさんは何匹いるのかな？　2,040通りの組み合わせで親子でも楽しめる数かぞえゲーム。ネコ部屋セット付き。2～4人用、3歳以上、3分、1590円（税込）。

小学館は4月17日、コミック版『ボルカルス』第1巻を発売する。原作：渡辺範明、作画：中道裕大、監修：アークライト、192ページ、880円（税込）。

アークライトゲームズの連作ボードゲームプロジェクト『KAIJU ON THE EARTH（カイジュウ・オン・ジ・アース）』第1弾として、上杉真人氏のゲームデザインで2019年に発売されたボードゲームをコミック化。プロジェクトのディレクターである渡辺範明氏がストーリーを、『放課後さいころ倶楽部』の中道裕大氏が作画を担当し、漫画サイト「サンデーうぇぶり」で昨年12月より隔週でウェブ連載されている。

富士の火口から突如として現れた、正体不明の怪獣「ボルカルス」。全身から溶岩を噴出し、進化と成長を続けながら進路を焦土と化す無慈悲な巨体が、首都東京に―――― 主人公の一ノ瀬一路は、夢に破れ意味の無い日々を送っている39歳独身男性。同級生の結婚式に参加し、帰り道に幼馴染みの藍田かなたと偶然の再会を果たすも、理解不能なことを言われ事態は急変していく…

第1～3話と最新話は下記サイトから無料で読める。ゲームでは表現できないボルカルス災害の真実をコミックならではの展開で描く。ボードゲーム版を体験済みでも未体験でも楽しめる内容になっている。

サンデーうぇぶり：ボルカルス