書籍『まちづくりゲームカタログ』12月15日発売

学芸出版社は12月15日、書籍『まちづくりゲームカタログ: 研修・ワークショップが進化するボードゲームガイド』を発売した。著:安藤哲也、四六判224ページ、2640円(税込)。

神奈川県川崎市でまちづくりコンサルタントをしつつ、ボードゲームカフェ武蔵新城を運営している著者による、まちづくり・地域づくり研修やワークショップでのボードゲーム活用のすすめ。コミュニケーションのあり方を見直し、自分とは違う目線で地域を眺め、時に協力しながら、まちの未来をシミュレーションするのに役立てる。

まちづくりの中で最も重要なポイントは「楽しさ」であるとし、コミュニケーション能力を高めるボードゲーム9タイトルと、「まちづくりボードゲーム」13タイトルを紹介する。後者は入手しにくい同人作品が含まれているものの、従来のボードゲームカタログとは全く異なるラインナップで新しい視点を提示する。

「ボードゲームとまちづくりの関係」のトークセッション、ボードゲームを研修に導入する際の注意点、最後はオリジナルまちづくりボードゲームの作り方まで丁寧に解説。オリジナルを作るのはハードルが高そうだが、既存のボードゲームを参考にすることで作りやすくなるという。研修・ワークショップに携わる機会がある人だけでなく、ボードゲーム愛好者にとっても、テーマとメカニクスと接続という点において、まちづくりボードゲームは参考になりそうだ。

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