グラフ・ルード賞は、ボードゲームのボックスやコンポーネントのイラストやアートワークを、メディア関係者、芸術家、子供を含むボードゲームファンが投票で評価する賞。今年で11回目を迎える。ファミリーゲーム3点とキッズゲーム3点がノミネートされ、それぞれ大賞が選ばれ、1000ユーロ(10万円)の賞金が贈られる。主催しているのは家族を中心とした生活環境を増進するカール・キューベル基金。
審査委員会は『深い谷の酒場』について「もう箱絵から居酒屋のダイニングに誘い込まれる。中ではウェイトレス、ビールブルワー、客、犬、ネコが走り回る。このような慌ただしい人混みにもかかわらず、ゲームに関連するもの全てがひと目で分かる」、『キツネとウサギ』について「傑出した視覚的な面白さで、シンプルだが最適な枠組みを提供している」とコメントしている。
ローハウゼン氏は『オーディンの祝祭』『クアックザルバー』『キャメルアップ』など数多くの有名作品を手掛けている。A.ダム氏は絵本作家。
【グラフ・ルード賞2019】
ファミリーゲーム部門:深い谷の酒場(Die Tavernen im Tiefen Thal)
ノミネート:スノータイム(Snow Time)、クレーム(Claim)
キッズゲーム部門:キツネとウサギ(Fuchs und Hase)
ノミネート:カラーモンスター(Das Farbenmonster)、ミスターカルーセル(Monsieur Carrousel)
・Graf Ludo:Preisträger GRAF LUDO 2019