クラニオ・クリエーションズ(イタリア)から今秋のエッセン・シュピールで発表されたばかりの新作。デザインは『マルコポーロの旅路』『ツォルキン』などの作品があるルチアーニと、『エキスポ1906』のマンゴーネがあたった。科学革命と言われた17世紀中盤、プレイヤーは若き学者となり、ヨーロッパを巡って大学や都市を訪れ、新しい理論を発見し、道具を作って、研究者として成功することを目指す。
ゲームは6ラウンドにわたって行われる。各プレイヤーは手札5枚を1枚ずつプレイし、そこに指示されたシンボルから選んで業績、技術、旅行、講義などのアクションを行う。それぞれ対応するボードがあり、自分のコマを進めて収入や得点を手に入れたり、新しいカードを手に入れたりできる。条件を満たすと、毎ラウンド得点などが入ってきたり、強力なマスターが力になってくれるようになる。
ラウンド終了時にプレイしたカードのうち1枚をボードに残し、次のラウンドには使えなくなるが、そのアクションの効果が強化される。また、より多くのアクションを強力にできる新しいカードの獲得もできる。各アクションは密接に関係しており、しかもクイックアクションと呼ばれる調整が可能で、アクションの履歴を踏まえてのアクション選択は戦略性が深い。