シュピール’17:ツォッホ出版

カフェ・ファタル(Café Fatal)
ゲームデザイン・T.ベンヤミン&B.ギルバート
イラスト・V.ボーデン&D.ローハウゼン
2~5人用、8歳以上、30分
ネズミをテーマにしたセットコレクションのダイスゲーム。
お腹ペコペコのネズミたちが、ビュッフェのテーブルでごちそうを取り合う。毎ラウンド、各テーブルにごちそうが出てくるので、ダイスを振って、ひとつの目のダイスを全部いずれかのテーブルに置く。『ベガス』と違い、テーブルごとにダイス目は決まっていない。次の手番からは残ったダイスを振って、同じ目は同じテーブルに、違う目はそこから隣り合うテーブルに置く。このときほかのプレイヤーがすでに置いている目のダイスは置くことができない。こうしてテーブルごとにダイスの多いプレイヤー(同数の場合は目の大きいプレイヤー)がごちそうをゲット。
ごちそうはチーズ、ピザ、トルテの3種類でおうぎ形になっており、同じものを5枚集めて円形にすると得点が2倍になる。できるだけ得点の高い料理をたくさん集めよう。

チックウッド・フォレスト(Chickwood Forest)
ゲームデザイン・M.ルーミス
イラスト・A.ユング
2~5人用、12歳以上、45分
城を探検し、獲物を見つけ、名声をかちとるファンタジーカードゲーム。獲物カードの手札をもち、中央に村カードと城カードを並べてゲームスタート。はじめにお城カードのところに手札から獲物カードを出す。裏にして出す場合もあり、どのお城の獲物がいいかは完全には分からない。次にお城を選んで、そこにある獲物カードを取る。獲物カードの中に慈善家がおり、そこに指示された施しの数だけ、村カードにコマを配置していく。村は一筆書きで通っていかなければならず、コマがいっぱいになったところは通れない。獲得した獲物カード、お城カード、村においた施しコマから得点が入り、合計点を競う。獲物カードには同じものをたくさん集めると宝箱、2枚取ったら0点になる衣服など、いろいろな種類があり、何を集めるかでプレイヤーの駆け引きがある。

シュッテルス(Schüttel’s)
ゲームデザイン・B.ラッハ&U.ラップ
イラスト・J.ロット
2~6人用、8歳以上、30分
順番にこびとポーンの入ったダイスカップを振り、ダイストレイに出す。この結果でこびとたちがゲームボード上のどのマスに働きに行くか決まる。パンを焼いたり、壺を作ったり、旅館で運試しをしたり、占い師の力を使ったり。ときにはさらし者になって笑われることもあるだろう。勤勉なこびとたちは、いくら稼いでくれるだろうか?

スシゴーパーティー!(Sushi Go Party!)
ゲームデザイン・P.ウォーカー・ハーディング
イラスト・N.ランシマ
2~8人用、8歳以上、30分
日本語版にもなったカードをドラフトして寿司メニューを作るカードゲームがパワーアップ。手札から1枚取って、残りを隣の人に送り、また1枚取って残りを送り……という進行はそのままだが、得点パターンの異なる握り寿司、巻き寿司、手巻き寿司、裏巻き寿司や、餃子、枝豆、ウナギ、おにぎり、味噌汁、刺し身、天ぷら、豆腐といったおかず、さらに特殊効果のある箸、メニュー、醤油、デザートとして抹茶、プリン、フルーツが登場する。しかも8種類のカードセットがあり、ゲームごとに異なった展開が楽しめる。
キモノ(Kimono)
ゲームデザイン・林尚志
イラスト・M.メンツェル
3~6人用、8歳以上、15~30分
OKAZU Brand『はんか通骨董市』のドイツ語版。英語版『ズースケイプ』は動物園がテーマだったが、ドイツ語版では再びテーマが戻り、骨董品集めになった。一列に並んだカードから、仕切り屋が半分に分け、どちらを選ぶか各プレイヤーが選ぶ。バッティングしなかったらゲットでき、バッティングした人で残りのカードをさらに半分に分けてどちらかを選んでいく。カードは種類ごとに限界の枚数があり、それを超えて取ると失点になってしまう。枚数をうまくコントロールして良い品を集めたい。