ボードゲームの市場が年々拡大し、1000タイトル以上の新作が発売される中、革新的なボードゲームに光を当て、信頼できるガイドとすると共に、品質と革新性に光を当てるねらい。今年の審査員にはドイツの地方ボードゲーム祭主催者、ボードゲーム評論家、ボードゲーム雑誌編集者、ボードゲームポッドキャスター、ボードゲームショップ店長、ボードゲームニュースサイト管理人の7名が当たった。
記念すべき第1回目のノミネート作品はゲームのたびに新しいルールが加わる『フルーツジュース』、最初はプレイヤーカラーが決まっていない『リンク』、プレイ中はしゃべってはいけない『マジックメイズ』の3タイトル。いずれも従来のゲームにはない革新性をもつだけでなく、重量級ゲームが上位を占めるドイツゲーム賞に比べてプレイ時間の短い作品が並ぶ。
この賞の制定に伴い、昨年までエッセン市が表彰していた金の羽根・模範ルール賞は今年からなくなっている。
ノミネート3タイトルのうち、『マジックメイズ』はヘムズ・ユニバーサルゲームズから日本語版が発売済み。『リンク』は輸入版が各ショップにて入手可能で、『フルーツジュース』はアークライトが日本語版を制作中(発売日未定)となっている。
【イノシュピール2017候補作品】
・フルーツジュース(Fabelsaft / F.フリーゼ / 2Fシュピーレ)
・リンク(Lyngk / K.ブルム / フッフ!)
・マジックメイズ(Magic Maze / K.ラップ / ペガサス)
・Internationale Spieltage SPIEL’17:innoSPIEL